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椅子 手入れ アンティーク家具について

永く使うために。アンティークダイニングチェアのお手入れ方法

家族が集まり仲間が集まり、自然と家庭の中心になるダイニング。そんな場所で使うダイニングチェアには、その分様々な思い出が詰まっているものです。

家族の軌跡とずっと寄り添ってきた思い出深い家具だからこそ、これからも末永く、大切に使っていきたいですよね。

今回のRAFUJU MAGでは、大切なアンティークダイニングチェアを長持ちさせるためのお手入れ方法を詳しくお届けしていきます。

惚れ込んで購入したアンティークダイニングチェア、しっかり目をかけて、少しでも長く一緒にいてあげてくださいね。

木材部分のお手入れ方法

椅子 木製 アンティーク

アンティークダイニングチェアの木材部分のお手入れは、やわらかい布での乾拭きが基本。日々のお手入れならこれだけでも十分ですよ。

もし食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合は、すぐに乾いた布で水分を吸い取ってください。その後、かたく絞った布で水拭きをしてあげましょう。

ひどい汚れがついてしまったときは、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものをやわらかい布に染み込ませたあと、かたく絞ってから優しく拭き取ります。

この時、水拭きでも薄めた中性洗剤でも、ゴシゴシと強く擦るのはNG。アンティーク家具に多いオイルやワックス仕上げの場合、強く擦ると色落ちする可能性があります。

最後に、乾拭きでしっかり水分を拭き取ってあげれば完了です。

定期的なメンテナンスも忘れずに

椅子 メンテナンス

長く使っているとチェアの表面に傷が付いたり、乾燥して表面がカサカサになっていくこともありますよね。

そんなときは、定期メンテナンスとしてオイルやワックスを塗ってあげましょう。艶が戻り、小さな傷が目立たなくなります。

メンテナンスを行うときは、まず2枚の布を用意します。1枚にオイルないしワックスをつけ、木製部分全体に薄く伸ばしていきます。その後すぐにもう1枚の布で乾拭きをすればOK。

オイルがいいのかワックスがいいのかはチェアの仕上げ方法によって変わってきますので、分からないときは購入したお店で確認してみてくださいね。

座面のお手入れ方法

座面のお手入れ方法は、素材によって異なります。

今回は、アンティークでよく見かける「布」「革」「ペーパーコード」の3つの素材ごとに手入れ方法をご紹介していきます。

布製のお手入れ

布製 椅子 掃除

細かい埃やゴミが付着しやすい布生地。

やわらかい布や、毛先がやわらかめのブラシなどで汚れを落とす、もしくは掃除機をかけてゴミを取るのが、基本的なお手入れになります。

どちらの場合も生地が傷まないよう、優しく行うように心がけましょう。掃除機を使う際は、ブラシタイプを使うのがおすすめですよ。

布製のものはついつい水洗いしたくなりがちですが、アンティークの布は傷みやすいので、水洗いは避けた方が無難です。

お茶やジュースをこぼしてしまったときは

布張り 椅子 汚れ

お茶やジュースを誤ってこぼしてしまった際は、中性洗剤を使って拭き取りましょう。

ぬるま湯で薄めた中性洗剤をやわらかい布に染み込ませ、しっかりと絞ったあと、トントンと叩くように汚れを落としていきます。このとき汚れが広がらないよう、外側から内側に向かって円を描くように拭き取っていくのがポイントですよ。

普段のお手入れ同様、布を傷めないようにできるだけ優しく叩くようにしてください。

汚れがとれたら別の乾いた布で洗剤を吸い取るように拭き、自然乾燥させれば完了です。

アンティークダイニングチェアにどうしても落ちない汚れが付いてしまったら、
ラフジュ工房にご相談ください!

アンティーク 椅子 張り替え RAFUJU MAGを運営するアンティーク家具ショップのラフジュ工房では、チェアやソファなどの座面張り替えのアフターメンテナンスを行っております。専任の職人たちが丁寧にリメイクし、アンティークチェアに新たな命を吹き込みます。
デザインの追加メニューなども取り扱っておりますので、興味のある方はぜひご相談くださいませ。

 

ラフジュ工房 アフターメンテナンス リメイクメニュー」はこちら

革製のお手入れ

レザー 椅子 手入れ

革部分のお手入れは、やわらかい布での乾拭きが基本。水気は変色・変形の原因になるので、水拭きはできるだけ避けるようにしてください。

どうしても落ちない食べこぼしなどの汚れがついてしまったときだけ、かたく絞った布を使って水拭きをしてあげましょう。それでも強く擦ったりはせず、軽くトントンと叩くように拭き取ります。色ムラ防止のため、汚れの周りの部分も含めて叩くのを忘れないようにしてくださいね。

美しい状態を保つためのスペシャルメンテナンス

日々のお手入れも大切ですが、半年に一度くらいを目安にレザークリームを塗り込んであげると、美しい革の状態を長く保つことが可能です。

こういった手入れを行うことで革を汚れやシミから守るだけでなく、細かい傷も目立たなくなるんですよ。

ただし、生地に合わないクリームを塗り込んでしまうと、かえって座面を傷める恐れがあることも覚えておきたいところ。専門のものを使うか、分からないときは購入したお店でメンテナンス方法を確認しておくことをおすすめします。

ペーパーコードのお手入れ

ペーパーコード 椅子

ペーパーコードに代表される紙ひもを編んで作られた座面の場合、普段のお手入れとしては隙間に入った埃を掃除機で吸い取るだけ。

紙を撚り合わせて作られている紙ひもは、無理に擦ったり濡れた状態での使用は寿命を縮める原因になります。万一汚れてしまった場合だけ、お湯で濡らした布をかたく絞り、表面を擦らないよう注意しながら優しく叩いて汚れを取り除いてください。

押さえておきたい、クッション座面のへたり対策

椅子 クッション へたり

長年使用しているうちに、どうしても「へたり」が生じてしまうクッション座面。アンティークのダイニングチェアの場合、購入時にはすでにある程度のへたりが生じている可能性もあります。

修理をお願いできるお店であれば、一度内部のクッション材を交換してもらえないか相談してみるといいでしょう。

へたりの進行を食い止める日頃のお手入れ

椅子 座面 へたり

へたりをなるべく避けるためには、クッション部分の中に湿気が溜まらないように注意することが大切です。

良く晴れた日を狙って、頻繁に日光で干してあげることを心がけましょう。直射日光は布地や木材を傷める原因になりますので、かならず陰干しにしてくださいね。

この他、同じ場所にばかり座らないようにすることもへたり対策のひとつですが、そうは言ってもお尻の位置を毎回ずらすなんてあまり現実的じゃありませんよね。

もしも普段使っていないチェアがあるのなら定期的に交換しながら使うなど、できる範囲でダイニングチェアの負担を減らしてあげることが、長く愛用していく秘訣ですよ。

最後に

ひとつひとつの作業自体は何てことはない、小さなものばかりですが、ささやかな気遣いを忘れずに継続していくことが大切です。
今回お届けした記事が、大切なアンティークダイニングチェアと快適な毎日を送るためのヒントになれば幸いです。

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