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アンティーク欄間に注目!歴史や種類からおしゃれリフォーム実例まで

みなさん、欄間ってどんなイメージをお持ちですか?欄間ってなんだっけ、和室の上の方にある和風の飾りだよね、など色々な意見が聞こえてきそうです。

欄間は、和室の天井付近にある開口部や建具のこと。ひと昔前まで、和室にあるちょっと古めかしい建具という印象が強かったんですが、最近では和モダンな新築に取り入れられたり、古民家リノベーションで再利用されたりと、一周まわっておしゃれな和風建具になっているんですよ。欄間は、見事な職人技の彫刻や組子細工が施されていて、新築の家やマンションに取り入れると、和のインテリアとしての新鮮な美しさが光るんですよね。また、実をいうと、アンティークの欄間は和風のものだけでなく、レトロでシンプルなものや、洋風の色ガラス入りのものなどもあって、ナチュラルスタイルや洋風のインテリアが好きな方にも好評なんですよ。インテリアのアクセントとして取り入れれば、新築の家でも温かい風合いがプラスされて、居心地の良いおしゃれな空間になるんです。アンティークや中古の欄間なら、新品よりも価格が安くて、味のあるデザインがたくさんあるので、まさに知る人ぞ知る人気アイテムなんですよ。

ただ、アンティークの欄間は種類が多く、これだっというものを探しにくいのがネックなところ。モチーフも幅広いので、どれが自分の家に合うのかわからないという人が多いんですよね。

そこで、この記事では、欄間とはというお話から、アンティーク欄間のデザインの種類や、図案の特徴や意味、おしゃれなインテリア実例、価格帯、掃除方法まで徹底的に解説していきますよ。アンティークショップでインテリアコーディネーターをしていた経験を踏まえて、おすすめ品やコーディネートのコツを織り交ぜながらお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは、まずは欄間のメリットや歴史などからお話しします。基本はもう知ってるよという方は、2章のデザインの種類からお楽しみください。

目次

和室の伝統的な建具「欄間」。基本知識やメリット、歴史をご紹介

昔ながらの和室でよく見かける欄間ですが、その成り立ちやメリットについては知っていますか?まずは、欄間の基本知識をご紹介していきますよ。

欄間とは?鴨居と天井の間の開口部分やそこに付ける建具のこと

欄間

欄間とは、繰り返しになりますが、鴨居と天井の間の開口部分、またはそこに取り付ける建具の総称です。和室や玄関、縁側など空間同士の境目に、採光や通風、装飾を目的として設けられます。そのため、彫刻や透し彫り、組子細工のものなど、様々な意匠に凝ったものがあるんですよ。アンティーク欄間はもともとは2枚1組として絵になるものが多いですが、今では1枚のみで壁掛けなどの装飾として使うことも増えているので、1枚ずつ販売されていることが多いです。また、昔こそ通気性が重視されていましたが、今では部屋ごとの冷暖房効果を高めるため、欄間にガラスをはめ込んだアイテムが増えています。

欄間の基本的なサイズや材料はこれ

欄間 サイズ

欄間の一般的なサイズは次のとおりです。

  • (大) 高さ 360〜400mm・幅 1700〜1800mm・厚さ 15〜30mm
  • (中) 高さ 360〜400mm・幅 1200〜1400mm・厚さ 15〜30mm
  • (小) 高さ 360〜400mm・幅 780〜800mm・厚さ 15〜30mm

特注品だと高さ400〜500mm、厚さ40〜60mmの大きなサイズもあります。

欄間 素材

また、欄間の材料は、杉や楠、欅、檜、桐などが使われます。簡単に各木材の特徴をまとめると、杉や桐は、木肌が軽くて柔らかく、欄間全般に好んで使われる木材です。経年によって色の変化が楽しめます。欅は木目がはっきりとしていて美しく、透し彫りや板そのままの欄間など、木目が活きる欄間によく使われます。楠は、虫害に強く、粘りがあって彫りやすいため、彫刻欄間によく用いられます。檜は、古くから寺社建築の組子欄間などに使われていた素材。美しい木肌と上質な香りが特徴です。

奈良時代に始まる欄間の歴史。寺社建築から住宅建築に広まる

欄間 歴史

欄間は、奈良時代の寺社建築に採光を目的として取り入れられたのがはじまりと言われています。その後、寺社建築の見事な欄間に感銘を受けた貴族が、住宅に取り入れるようになったんだそう。室町時代に入ると、貴族の住宅として確立した書院造という建築様式で、付書院に欄間が設けられました。

江戸時代には、数奇屋造という建築様式が確立し、そこでも欄間が取り入れられました。数奇屋造では、「侘び寂(わびさび)」と「きれいさび」という2つのスタイルが登場。簡単に言うと、「侘び寂」は日本の美意識のひとつで、質素で静かなものを指す言葉。欄間もシンプルで洒落た意匠のものが好んで使われました。一方「きれいさび」は、明るく研ぎ澄まされた美しさを意味するとされています。そのため、欄間は1枚板の両面に異なる彫刻が施された、美しく上品な意匠のものが使われています。

さらに、庶民の住宅に欄間が取り入れられたのも、江戸時代になってから。町民文化が栄え、商家など経済力のある名主が様々なスタイルの民家を建てた際に、欄間が設けられたとされています。それをきっかけに、上流階級のものだった欄間が、一般庶民の住宅にも普及していきました。

欄間を探すならアンティークや中古がおすすめ。種類が豊富で安い

欄間 画像

欄間は、新品だけでなくアンティーク品や中古品が多く販売されています。現代の職人が製作する欄間も素敵ですが、私がおすすめしたいのはアンティークの欄間。美しい職人技が光る多種多様なデザインや、時代物ならではの趣が魅力で、上質なものはただならぬ存在感を纏っているんです。また、シンプルなデザインのものは、新品だと部屋によっては質素に見えてしまうこともありますが、アンティーク品なら温かい味わいがあってこれまた素敵なんですよ。

欄間 アンティーク

さらに、アンティーク欄間のおすすめのポイントとして、彫刻欄間や組子欄間など装飾に凝った欄間でも、アンティーク品なら新品よりも安く手に入ります。一から製作する新品と比べて、アンティーク品は傷んでいるところをリペアして全体を仕上げるので、新品よりは労力が抑えられるんです。欄間の価格については、6章の「アンティーク・中古欄間の気になる価格帯」で詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

欄間のデザインは10種類!名称や特徴を押さえよう

次は、欄間の種類をご紹介します。なんと欄間は10種類ものデザインがあるんですよ。中には和風っぽくないシンプルなものや洋風のものもありますので、欄間を購入予定の方は、ぜひ見比べて検討してみてくださいね。

ちなみに、板欄間の図案の種類については3章の「板欄間のおすすめ図案7種!縁起物のモチーフが主流」で、組子欄間の図案の種類については「美しいアンティーク組子の世界。細工の種類やおすすめ建具・家具特集」で詳しくご紹介していますので、そちらも気になる方は併せてご覧ください。

板材から作られる板欄間。彫刻欄間と透かし彫り欄間が主流

板欄間は、その名の通り板材から作られる欄間のことで、彫刻欄間や透かし彫り欄間などがこれに当てはまります。もう少し狭義だと、透かし彫りや板材そのままの欄間だけを板欄間と呼ぶこともあります。まずは、板欄間の4種類を見てみましょう。

立体感あふれる見事な彫刻が魅力「彫刻欄間」

欄間彫刻

欄間といえば、この彫刻欄間を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。見事な立体感のある彫刻が施された存在感たっぷりの欄間です。彫刻欄間は、地域によっては彫りが立体的なほど上質とされ、下から欄間を見上げた時により立体的に見えるよう、枠よりも彫刻が前に飛び出しているものまであるんですよ。和風の雰囲気が強く、伝統的な和室や和モダンな部屋のアクセントにぴったりの欄間です。

欄間 彫り物

ちなみに、こちらの彫刻欄間は、裏から見ても立体的で素晴らしい彫刻に仕上がっています。彫刻欄間は、基本的には表裏一体の図案が多いですが、用途によっては表と裏を違う図案にすることもあるんだとか。その場合は、かなり分厚い板材が必要になるので、それだけ高価になります。アンティークでは残念ながらほとんど見かけません。

彫りと木目、2つの美しさを楽しめる「透かし彫り欄間」

欄間 透かし彫り

もう少し素朴な和風の欄間が好きな方には、透かし彫り欄間がおすすめです。色々な図案のものがありますが、どれも古い木の味わいが印象的で、どこかほっとするレトロなアイテムが多いんです。私もその愛らしい雰囲気が好きで、よくコーディネートで取り入れていました。ちなみにこちらの柄は、桐と菊を図案化した文様。素朴に愛らしく描かれた模様が素敵ですよね。ぜひ古民家インテリアやレトロスタイルに取り入れたいアイテムです。

欄間 種類

透かし彫り欄間の中には、欅材など木目の美しい高級材が使われたアイテムも。美しい透かし彫りと、ダイナミックで迫力のある木目の両方を楽しめる上質な欄間です。彫刻欄間のような派手さはありませんが、秘めた力強さを感じる逸品です。

通気性を調節できる珍しい欄間「無双欄間」欄間 中古 販売

こちらはアンティークショップでもあまりお目にかかれない無双欄間というアイテム。無双欄間とは、2枚重ねになっている桟の片方を動かすと、隙間を閉じることができる欄間のこと。部屋の通風や採光を調整することができる優れものです。さらに、こちらはなんとも珍しい波型の桟。作り手の遊び心が感じられる個性的な欄間です。

当店はアンティークショップを始めてから10年以上が経ちますが、仕入れられた無双欄間はこの一対のみ。他のアンティークショップでも取り扱いが少ないので、欲しい方は新品でオーダーするのも一つの手ですよ。

天然木の風合いをそのまま生かした板欄間

欄間 板

板材に彫刻などを施さず、板の木目をそのまま意匠として活かした板欄間もありますよ。欅材や黒柿材、屋久杉材など、木目が美しい高級材の一枚板を用いたものが多く、シンプルながらも上質さや力強さが感じられます。彫刻欄間や透かし彫り欄間よりは和風っぽくなく、モダンなインテリアにもすっきりと馴染みますよ。

欄間 木材

板そのままの欄間は、こちらのように通風や採光を確保できるタイプもあります。こちらは漆塗りの枠に屋久杉の無垢材を取り入れた欄間。屋久杉のうねるような木目からは、自然の生命力の強さが感じられますね。こういった存在感のある欄間は、シンプルモダンな家具と組み合わせて使うと、和モダンなホテルのような洗練された雰囲気になりますよ。欄間は和室という常識を捨てて、ぜひリビングやダイニングなどでお使いください。

日本の伝統工芸が活きた組子欄間。次の2つが主流

続いては、欄間の中でも人気の高いアンティーク組子欄間をご紹介します。日本の伝統工芸である職人技が詰まった、繊細な意匠が魅力です。組子欄間は、大きく次の2種類があります。

繊細な竪繁格子が美しい「筬欄間」

欄間 格子

1つ目は、筬欄間(おさらんま)と呼ばれる、竪組子をメインとした欄間。筬とは、織機で縦横の糸を整えるくし状の部品のことで、筬欄間の組子が細かく並ぶ姿と似ていることから名付けられました。向こう側がよく見えないほど緻密に並んだ組子は、繊細で上品な印象があり、まさに伝統的な和室にぴったりのアイテムです。

欄間 デザイン モダン

組子欄間の美しさが輝くのは、向こう側から光が差し込んだとき。細い縦桟の隙間から光が漏れる様子は、非日常的な美しさがあり、すっと心を落ち着かせてくれます。目線の高さに明かり取りや壁面装飾として取り入れたり、こんな風に壁に立てかけて間接照明のように使っても素敵ですよ。

ちなみに、最近の新築やリフォーム例を見ると、欄間を縦向きにして取り入れた家も多いんです。階段の踊り場のアイキャッチにしたり、廊下の壁に取り入れたりと、欄間の長さを生かして印象的なインテリアを作り出しています。本来の使い方と違っても自分らしく取り入れるのが、欄間をおしゃれに活用する秘訣です。

麻の葉など華やかな文様が魅力の菱欄間

欄間 モダン

2つ目は、菱欄間(ひしらんま)という、菱型の組子を基調とした欄間。筬欄間よりも採光性があって、向こう側が見えやすいデザインです。斜めラインの組子は、部屋の中でも際立って見えるので、ディスプレイ用にもぴったりですよ。

欄間 組子

菱欄間の中でも、文様が密なものはまた違った印象を受けます。こちらは、麻の葉や胡麻といった模様が入った欄間。客間や料亭などにありそうな、豪華で華やかな佇まいで、リズミカルな文様が目を引きます。壁掛けの装飾品として使うにもぴったりな、見ごたえのあるデザインです。麻の葉はアンティーク組子の中でも人気があって種類も豊富なので、ぜひ色々と見比べてみてくださいね。

欄間 ガラス

欄間の中には、筬欄間と菱欄間をミックスさせた贅沢なデザインのものもあります。これだと筬欄間をに対して、菱欄間の模様がより際立って見え、繊細な美術品のよう。ぜひ部屋の目につく場所に飾りたいですね。

組子のデザインについては、「美しいアンティーク組子の世界。細工の種類やおすすめ建具・家具特集」の記事で詳しく紹介していますので、気になる方はご覧ください。

断熱性に優れた「欄間障子」。光を和らげて拡散

欄間障子

続いては、枠に障子が貼られた欄間障子。障子は、古くから通気性や調湿性がある日本の気候に適した建具として、暮らしに親しまれてきたアイテム。冷暖房が当たり前になった今でも、断熱性が高くて部屋の冷暖房効率を高めるアイテムとして人気なんですよ。基本的には、こちらのようなシンプルな格子枠の欄間障子が定番品で、昔ながらの和室に似合う佇まいが魅力です。

欄間 デザイン

アンティーク障子欄間の中には、もっと装飾に凝ったものもあります。例えばこちらは、裏側に障子の引き戸が付いた個性的な欄間。すっきりと切り抜かれた和風の窓から、格子の障子戸が見える粋なデザインです。古民家リノベーションなど、趣のある空間づくりにぜひ使いたいですね。障子戸は開閉可能なので、風通しを良くしたい時は開けっ放しにしておくこともでき、使いやすさも抜群です。

和風・和モダンな欄間・明かり取り」の商品一覧はこちら

風を遮って光を通す。ガラス製の欄間窓・明かり取り

欄間 洋風

開口部にガラスがはめ込まれた欄間窓。別名で明かり取りと呼んだりもします。新品だとアルミサッシのものをよく見かけますが、アンティーク品だと枠が木製で、温かみのあるレトロなデザインです。シンプルでも味わいがあっていい雰囲気ですよね。グリーンやドライフラワーとも相性がいいので、ナチュラルスタイルが好きな方にもおすすめですよ。ペイントされたものは、さらに洋風な雰囲気を楽しめます。

欄間 中古

アンティークの欄間窓は、デザインの種類が豊富です。例えば、こちらは鶯と梅が描かれたガラスが入った和風の欄間窓。主張しすぎない控えめなデザインなので、シンプルな和風の欄間をお探しの方にぴったりのアイテム。クリアガラスの部分だけ向こう側が透けるので、取り付け方によって面白い表情を見せてくれますよ。

欄間窓

欄間窓には、こちらのような大正ロマンらしい和洋折衷のデザインのものもあります。色ガラスや彫刻が入っていて、まるで洋館の窓のような優雅な雰囲気が素敵ですよね。こちらは、中央のガラスにもチェッカーガラスが使われた贅沢な作り。ぜひ玄関ホールや応接間などで使いたい、インテリアの上質さを際立たせる逸品です。

ステンドグラス入りの洋風欄間

欄間 ステンドグラス

続いては、さらに洋風な雰囲気のステンドグラスが入った欄間をご紹介します。こちらも大正期の洋館やお屋敷で使われていた欄間で、アンティークショップでもあまり出会えない貴重なアイテム。和製アンティークのステンドグラスは、煌びやかな西洋のステンドグラスとは一味違って、大人っぽい上品な可憐さがあるのが魅力です。レトロモダンな空間づくりにもってこいですよ。

欄間 リメイク

ステンドグラスのアンティーク欄間は、販売数が少ないので、好きなものが見つからなければオーダーで作ってもらうのも一つの手です。例えば、こちらはアンティークの欄間枠にステンドグラスをはめ込んでリメイクしたアイテム。シックな木味の欄間にステンドグラスが美しく映えて、大正ロマン風のデザインに仕上がっています。アンティークショップでは、このようなリメイクを受け付けていることがあるので、こんなステンドグラスの欄間がほしい!というイメージがあれば相談してみましょう。

アンティーク家具ラフジュ工房では、ステンドグラス入り欄間のリメイクオーダーを受け付けています。具体的なデザインのイメージがある方も、そうでない方もまずは当店までご相談ください。アンティークに詳しいカスタマーサポートスタッフが、ご希望に沿って対応いたします。

アンティーク家具リペア・リメイクメニュー」のページはこちら

大正ロマンらしいデザイン。幾何学模様入りの欄間

欄間 通販

さて、最後にご紹介するのは、幾何学模様入りの欄間。幾何学模様は大正ロマン時代の家具や建具によく見られる意匠で、和風とも洋風とも言い難い独特のレトロモダンな雰囲気があります。今の住宅や建築ではあまり目にしない新鮮なパターンが多く、部屋に取り入れるだけで、一気にノスタルジックなムードが広がりますよ。

欄間 おしゃれ

幾何学模様の欄間は、いろいろなパターンがあります。色ガラスやステンドグラスが入った大正ロマンな欄間と比べると見た目は地味ですが、その分空間に合わせやすく、部屋の引き立て役としてぴったりです。現代の部屋に取り入れるなら、これくらいシンプルなデザインの方がいい味を出してくれるので、私もよくコーディネートに取り入れていました。見慣れない幾何学模様がレトロな存在感を出してくれるので、印象的な部屋作りができますよ。

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板欄間のおすすめ図案7種!縁起物のモチーフが主流

さて、次は彫刻欄間や透かし彫り欄間などの板欄間について、もう少し深堀りしてみましょう。いろんな板欄間を見ていると、似たような図案のものがあったり、珍しい柄のものがあったり、何を表しているのか、はたまたどんな意味があるのか気になってきませんか?そこで、この章では定番から珍品まで私がおすすめする図案7つについて、各モチーフに込められた意味をまとめてみました。ぜひ、欄間選びの参考にしてみてください。

板欄間の定番!慶事や吉祥のシンボル「松竹梅」

欄間 図柄

松竹梅(しょうちくばい)といえば、縁起物の象徴としてよく耳にする言葉。彫刻欄間や透かし彫り欄間にもこの松竹梅をモチーフにしたデザインがたくさんあるんです。松竹梅すべてを1つの欄間に納めたものもあれば、竹と梅、松と竹などのパターンもあります。

欄間 図案

松竹梅はもともと中国から伝わったもので、吉祥のシンボルとして捉えられたのは日本に入ってから。松は、寒い冬も枯れることがない常緑樹であることから長寿や不老不死の象徴として、竹も常緑樹で、急速に新芽を出して成長することから子孫繁栄の象徴として、梅は樹齢を重ねても良い香りを持ち花を咲かせることから気高さや長寿の象徴として、それぞれ認識が広がったとされています。長寿や子孫繁栄など家族の将来を明るくする縁起物なので、新築やリフォームで取り入れるのにもってこいですよ。

彫刻欄間の王道。美しい日本の風景を描いた「日本三景・近江八景」

欄間 装飾

彫刻欄間でよく目にするお城や舟、海などを描いた風景彫刻は、日本三景や近江八景をモチーフとしたもの。日本三景では、宮城県の松島、京都府の天橋立、広島の宮島の3つの風景を、近江八景では滋賀県の名所8つを描いています。こちらは縁起物というよりは、室内装飾として部屋を彩る美術品としての役割が大きかったようです。

欄間 技法

日本三景や近江八景は、同じ風景を彫刻したものでも作品によって表情が異なっていて、こちらのようなリアルで精巧なものからレトロにデフォルメされたものまで様々です。それぞれに作者の個性が表れていて面白いですよね。一般的に上質とされるのは緻密に立体的に彫られた彫刻欄間ですが、私は素朴なテイストのものも好きなので、粗さの残る脱力感のある彫刻欄間も味があって素敵だなと思います。

幅広い表情を楽しめる。鷹や鶴などの鳥モチーフの欄間

欄間 美術

板欄間では、鷲や鶴などの鳥をモチーフとしたものも多くあります。鷹は、物事の本質や先を見通す、幸運を掴むといった縁起物。鶴は、長寿や夫婦円満の象徴とされています。他にも梅に鶯、波に千鳥などの昔ながらの和文様も人気です。鳥のモチーフも写実的なものから抽象的なものまであって、作品ごとに幅広い表情が楽しめます。

欄間 建具

動物モチーフだと、鳥以外に虎や亀などもありますよ。虎は勇敢さや商売繁盛、亀は長寿の象徴です。動物モチーフの欄間は、縁起が良く、見た目にも温度感があって味わい深いものが多数。欄間としてだけでなく、絵画のように壁に飾って使うのもおすすめですよ。

味わい深い桐紋の欄間。古くから親しまれた格式高い吉祥紋

欄間 図

桐紋は、庶民や武家など幅広い層に家紋として用いられたり、貨幣に刻印されたりと、古くから人々に親しまれてきた紋様です。もともとは皇室の紋章として使われていたこともあり、格式高い吉祥紋とされています。桐紋は、透かし彫り欄間で見かけるモチーフで、控えめながらも深い味わいが感じられます。寝室や和室など落ち着いて過ごしたい場所の欄間にぴったりです。

欄間 柄

桐紋は、ここまでシンプルにデフォルメされたものも。これまた味があって温かみがあります。レトロなカフェや古民家などでぜひ使いたいですね。

貴重な珍品!末広がりを意味する和紋様「扇」

欄間 販売

こちらは豪華な扇をモチーフとした彫刻欄間。扇は、明るい未来を表す末広がりの象徴とされていて、組子の書院戸や衝立などでは見かけるんですが、欄間ではあまり用いられない珍しいモチーフなんです。パッと扇を広げた姿が華やかで、堂々とした存在感を漂わせています。家に飾っておけば、自慢の逸品になりそうです。

迫力満点の龍の欄間!豪華な麒麟や鳳凰モチーフもあり

欄間 龍

続いては、寺社建築の欄間でよく見かける龍のモチーフ。日本における龍は、中国から伝わった神話のの生き物で、開運の力があるとされています。

欄間 高級

龍の彫刻は、鬼気迫るような力強さが圧倒的。他の欄間と比べてかなりの存在感があるので、シンプルな和室などで使うとバランスよく取り入れられますよ。

欄間 鳳凰

アンティーク欄間で架空の生き物をモチーフとしたものは、他に麒麟や鳳凰などもあります。麒麟や鳳凰は、龍や霊亀と並んで中国の四霊とされた生き物。お寺などにありそうな荘厳な雰囲気で、不思議なパワーを秘めているようです。現代の家ではほとんど見かけない欄間で、骨董や伝統的なものが好きな方に人気があります。

縁起物の高級欄間。商売繁盛を願う「恵比寿・大黒」

欄間 豪華

こちらも珍しくて大変貴重な恵比寿様と大黒様をモチーフとした欄間。恵比寿様と大黒様は、ご存知の通り七福神の神様。恵比寿様は漁業や商売の神様、大黒様は農業や商売の神様とされています。こちらは福々とした表情が見て取れる美術品のような欄間で、由緒ある旅館や料亭などにぴったりのアイテムですよ。

さて、板欄間の図案のご紹介は以上です。植物や風景画から神様まで様々なモチーフがありましたね。好きなモチーフは見つかったでしょうか。
組子欄間も素敵な文様が多いので、気になる方は「美しいアンティーク組子の世界。細工の種類やおすすめ建具・家具特集」の記事を見てみてくださいね。組子の文様について詳しく解説しています。

リフォーム・リノベーションの参考に!欄間を再利用したおしゃれなインテリア例

さて続いては、欄間を取り入れたおしゃれなインテリア実例を8つご紹介していきますよ。リフォームやリノベーションで欄間を再活用したい方、古い欄間を使ってみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

古民家リノベーション!古い欄間や襖を活用した和風住宅

欄間 日本家屋

出典:デザイナーズ・リノベーション賃貸のグッドルーム – 三四郎、それから旅に出る。

1つ目は昭和初期に建てられた古い日本家屋をリノベーションした例。アンティークの欄間窓とガラス戸を再利用して、和の風情を残したノスタルジックな部屋になりました。シンプルな縦横の組子がなんとも味わい深く、家が刻んできた長い歴史を物語っているようです。

古民家 欄間

出典:デザイナーズ・リノベーション賃貸のグッドルーム – 三四郎、それから旅に出る。

向かい側の部屋の間仕切りにも古い欄間がそのまま使われています。欄間や舞良戸の深みのある木の質感と、白い壁や襖とのコントラストが印象的ですよね。欄間に描かれた松の風景が味わい深く、シンプルな部屋のほどよいアクセントになっています。住めば住むほど愛着が湧いてきそうな素敵な古民家です。

縁側に欄間を取り入れたインテリア例。外から見ても美しい住宅に

欄間 リノベーション

出典:西本建築事務所 014 tdi 古民家 現地再生

続いては、築140年以上の古民家のインテリア例。内装も素敵な住宅なのですが、今回ご紹介したいのは縁側に使われた欄間について。もともと室内で使っていた欄間を縁側に移し、外からもその凝った意匠が楽しめるよう生まれ変わりました。

欄間 リフォーム

出典:西本建築事務所 014 tdi 古民家 現地再生

昼間はひっそりと空間に馴染んでいて、夜になると華やかに姿を表す、なんとも印象に残る欄間の使い方です。使う場所によって、こんな楽しみ方もできるとは驚きですね。

洋風欄間を取り入れた洋室と玄関のインテリア例

欄間 洋室

出典:古民家蘇生工房 アールデコの洋館ストーリー

大正ロマン風の欄間を使った洋館のインテリア例です。リビングの建具はどれも幾何学模様が目を引くデザイン。特に欄間の菱形が空間のアクセントになっていて、大正ロマンらしいレトロモダンな雰囲気を漂わせていますね。ガラスには古いダイヤガラスが使われていて、照明の光を受けてキラキラと美しく輝いています。

欄間 玄関

出典:古民家蘇生工房 アールデコの洋館ストーリー

玄関にも大正ロマン風のドアと欄間が設けられています。玄関扉と欄間には、古いガラスが使われていて、どことなく温かみが感じられます。こんな玄関なら気持ち良くお客様をお出迎えできそうですね。

ここからは、私を含め、当店のインテリアコーディネーターが手がけた実例をご紹介しますよ。リフォームなどなしで手軽に取り入れた例ばかりですので、マンションにお住まいの方など、模様替えレベルで欄間を取り入れたいという方はぜひ参考にしてみてください。

組子欄間を壁掛けインテリアに。大人の和モダンリビング

和室 欄間 リフォーム

こちらは、組子欄間を壁に飾ったリビングのインテリア。美しい組子細工が白い壁に映えて、素敵なディスプレイになりました。これならリフォームなしで壁に掛けるだけでいいので、すぐにでもできますよ。アンティークの水屋箪笥サイドボードと合わせてコーディネートすることで、古いものならではの上質さが漂う空間を目指しました。

欄間 インテリア

こちらの部屋では、棚や建具、ローテーブルはアンティークのものを、ソファとサイドテーブルは現代のものを使いました。作られた時代は違いますが、和製アンティークの中でもシンプルめなものを使えば現代の家具とも違和感なくコーディネートできるんです。

和モダン インテリア

座卓や茶箪笥は、あえてアクセントとして少し癖のある和家具を取り入れることで、住み手の個性が感じられるおしゃれな空間になりました。

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シンプルな連子組子欄間で作る、高級感あふれるダイニング

欄間 壁

アンティークの連子組子欄間を取り入れた和風のダイニング。この部屋では蔵戸をリメイクしたダイニングテーブルを主役として、周りも時代物の水屋箪笥や障子戸を使ってコーディネートしました。シックな石畳風の床と上質な和家具の組み合わせで、高級感のある凛としたダイニングになりました。

欄間 細工

緻密につながった連子組子の文様は、どこかアジアンチックな歴史を感じる佇まいが魅力的。周りのアンティーク家具とほどよく馴染みつつも、空間から際立って趣深い雰囲気を演出しています。欄間は古くから装飾品として和風建築に取り入れられてきただけあって、上品な存在感を醸し出してくれます。

こちらの部屋のインテリアを詳しくご紹介中です。

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立て掛けるだけでも素敵なインテリアに。組子欄間のあるダイニング

欄間 パネル

こちらの部屋は、さらに手軽に欄間を取り入れたインテリア。フロアライトを隠すように欄間を置いて、間接照明のように使いました。このように部屋の端っこや廊下の突き当たりなどに置くと、邪魔にもならずちょうど目が留まるので、印象的なインテリアになりますよ。

欄間 麻の葉

組子から光が漏れると、繊細な組子細工がはっきりと浮かび上がり、美しい影絵のように見えます。今回は単に壁に立てかけて使いましたが、リフォームや新築で取り入れるなら、照明としてきれいに壁に取り付けるとより見栄えが良くなります。また、ショップによっては欄間を照明にリメイクして販売していることもありますので、それを使うのもいいですね。欄間照明については5章の「欄間をリメイクした壁掛け照明」で詳しくご紹介しますので、おたのしみに!

こちらのダイニングのインテリアをもっと見たい方は以下からどうぞ。

新旧の美しさが調和した、光と影を楽しむ和モダンダイニング」のPHOTO GALLERYページはこちら

透かし彫り欄間で味わいを演出。古民家風和カフェのインテリア

古民家 欄間

最後にご紹介するのは、透かし彫り欄間を取り入れた和カフェのインテリア。組子欄間はどちらかというと高級感のある和風インテリアに似合いますが、透かし彫り欄間はこちらのような素朴な古民家のような和室によく似合います。畳のお座敷にちゃぶ台を並べた懐かしい雰囲気に、欄間のレトロな温かみが加わって、ほっと癒される空間になりました。

欄間 和室

透かし彫り欄間は、取りつけてみると意外と文様が目立たないことが多いので、できれば目線の高さくらいに飾って使うのがおすすめ。特に和室のような座位中心で過ごす場所なら、ちょっと低めの場所に装飾として使うといいですよ。ぜひ本来の使い方に捉われず、自分らしくアレンジして取り入れてみてくださいね。

こちらの和室インテリアを詳しくご覧いただけます。

暮らしに和の趣きを。アンティーク建具とちゃぶ台で楽しむ和カフェインテリア」のPHOTO GALLERYページはこちら

欄間の壁掛け用留め具がオーダーできます!

組子 雑貨アンティーク家具ラフジュ工房では、ご希望があれば欄間を壁に飾るための留め具も有料にてお作りいたします。欄間に馴染むようきれいに着色して仕上げますので、主役の組子欄間を邪魔することなく、美しく飾ることができますよ。ご希望の方は、欄間といっしょにお届けいたしますので、ご購入の際にご相談ください。

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アンティーク欄間はリサイズやリメイク可!敷居・鴨居の製作や買取サービスもあり

アンティーク欄間を探す際、サイズやデザインなど希望の条件が明確にある場合は、リメイクサービスを活用することも頭に入れながら探すのがおすすめ。リメイクサービスでは、欄間のサイズ調整やガラスの入替え、テーブルや照明へのリメイクなどを受け付けています。さらに他にも敷居や鴨居のオーダーや買取など便利なサービスがあるので、まとめて紹介しておきますね。家の新築やリフォームを予定している方は要チェックです。

アンティーク欄間のサイズが合わない場合はリメイクを依頼

欄間 既製品

和室のリフォームなどで既存の枠にアンティーク欄間を取り入れたい場合は、枠のサイズに合うアンティーク欄間を探す必要があります。そうなると気に入った欄間を見つけても、サイズが合わないということも。そんな時は諦めずに、まずはショップへリサイズができるかどうか確認してみましょう。欄間のデザインにもよりますが、希望のサイズに調整してくれる場合も多いです。

アンティーク家具ラフジュ工房では、欄間のリサイズを受け付けています。基本的には、高さや幅の増減どちらも可能です。商品や加工方法によって加工費が異なりますので、お問い合わせいただければお見積を提出いたします。気になる商品がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

アンティーク家具リペア・リメイクメニュー」のページはこちら

アンティーク欄間のガラス交換などのリメイクもできる

欄間 オーダー

サイズ以外にも、ガラスの交換や取り付け、ペイント塗装などデザインに関する各種リメイクを受け付けているショップもあります。例えば、シンプルな欄間をペイントして洋風にしたり、ポイント的に色ガラスを取り入れたり、といったリメイクもできるんです。欄間のデザインにこだわりがある方は、ぜひショップへ相談してみてください。

アンティーク家具ラフジュ工房では、欄間の各種リメイクを受け付け中です。アンティーク建具に精通したリペア職人が、もともとのデザインを活かしながらリメイクしますので、見た目にも違和感なく美しく仕上がりますよ。販売中の建具で気になる商品があれば、ぜひお気軽にご相談ください。

アンティーク家具リペア・リメイクメニュー」のページはこちら

アンティーク欄間を活用!リメイクオーダーできるアイテムはこちら

続いては、アンティーク欄間を使ったリメイクオーダー商品についてご紹介します。古い欄間を大胆にリメイクして、今の暮らしにも取り入れやすくしたアイテムです。ここでは、人気の2種類をご紹介します。

アンティーク欄間を天板に使ってリメイクした欄間テーブル

欄間 テーブル

1つ目は、欄間を使ったテーブル。欄間を使いやすい天板サイズに調整して、ガラストップと脚を取り付けてテーブルにしたものです。職人技が詰まった欄間の意匠がそのまま楽しめるアイテムとして人気なんですよ。ダイニングテーブルなど大きなサイズのテーブルであれば、欄間を2枚並べて天板にしたり、欄間の両端に板材を足して天板にしたり、といったアレンジも可能です。世界に1つしかないテーブルに仕上がるので、ぐっと愛着が湧きそうですね。

アンティーク組子欄間をリメイクした壁掛け照明

欄間 再利用

2つ目は、アンティーク組子欄間を壁面照明にリメイクしたアイテム。そのままでも美しい組子細工ですが、照明として使うと一層細工が華やかに美しく見えるんですよね。お客様をお出迎えする玄関やリビングなど、ここぞという場所に取り入れたい照明です。

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アンティーク家具ラフジュ工房では、欄間テーブルや欄間照明のオーダー製作を受け付けています。使用する欄間やサイズ、デザインなどについてご希望を承りますので、お気軽に当店までご相談ください。オーダー家具のお申し込み方法については、以下から詳細をご確認いただけます。

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思い出の欄間のリメイクオーダーや買取を受け付け

組子 欄間 中古

古い家のリフォームを予定されている場合、もともと使っていた思い出の欄間を再活用したいという方も多いかと思います。そのまま取り入れられればいいですが、中には「きれいにリペアしてもらいたい」、「デザインをリメイクしたい」、「他の家具にリメイクしたい」といった場合もありますよね。施工業者の方や建具屋さんにお願いできればスムーズですが、難しそうな場合はプロのアンティークショップへ依頼するといいですよ。ショップにもよりますが、建具のリペア・リメイクを受け付けている店舗では、要望に沿って対応してもらえるはずです。

アンティーク家具ラフジュ工房では、思い出のアンティーク欄間の各種リメイクオーダーを受け付けています。経験豊富なリペア職人の手にかかれば、ボロボロの欄間でも本来の魅力を引き出しつつ、見違えるほど美しい姿に生まれ変わります。元々のきれいな姿に蘇らせたいという方も、思い切ってリメイクしてほしいという方も、ぜひ当店までご相談ください。

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欄間 買取

また、リフォームやリノベーションで不要な欄間があるけど、捨てるのはもったいないという場合は、ぜひアンティークショップや骨董品店に買取を依頼しましょう。最近はメールやLINEで画像を送るだけで、買取できるかどうかや、おおよその査定金額を案内してくれます。実際に売るかどうかは査定金額を聞いてから決めればいいので、処分するか迷っている場合もまずは問い合わせてみるのがおすすめです。

アンティーク家具ラフジュ工房では、アンティーク家具・建具の買取を行っています。買取対象品は、主に江戸期から昭和初期頃までに作られたものです。経験豊富なバイヤースタッフがしっかり査定させていただきますので、安心してご相談ください。当店は単なる骨董品店と違って、腕のいいリペアスタッフが揃っていますので、状態があまり良くないものでもできる限り買取させていただき、次の使い手の方へお届けしたいと思っています。ボロボロの状態のもの、価値があるかどうかわからないものでも、まずはお気軽にお問い合わせください。

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欄間の敷居や鴨居のオーダー製作もあり

欄間 鴨居

最後にご紹介するサービスは、欄間を取り付ける敷居や鴨居のオーダー製作サービス。アンティーク欄間は、新品と違って鴨居や敷居がセットで付いていないので、敷居や鴨居は施工業者の方に製作してもらうのが基本です。しかし、何らかの事情でそれが難しければ、ショップによっては枠までセットで注文できる場合もあります。気になる方は直接店舗へ問い合わせてみましょう。

アンティーク家具ラフジュ工房では、欄間を取り付ける鴨居などの枠をセットでご注文いただけます。ご希望のサイズで製作いたしますので、欄間のご注文時にご相談ください。加工費はサイズや着色の有無などによって異なりますので、ご希望内容をお聞きしたうえでお見積を提出いたします。

アンティーク・中古欄間の気になる価格帯

さて、どんな欄間を取り入れようか想像が膨らんできたところで、気になってくるのが価格の問題。職人技が詰まったアンティーク欄間は、それだけ値段が跳ね上がるのではないかと心配になっていましますよね。そこで、この章ではアンティーク欄間の価格帯がどれくらいなのかをまとめてみました。

ちなみに新品の板欄間の価格帯は1枚当たり安いもので2〜3万円、組子欄間は3〜5万円、彫刻や組子が素晴らしいものや使用している材が良質なものは10〜50万くらいするものまで幅広いです。また、新品だと2枚セットで販売されている場合が多いので、その点にも注意して検討してみてください。

アンティーク・中古板欄間の価格帯

欄間 価格

  • 彫刻欄間・透かし彫り欄間 0.2〜13.5万円
  • 無双欄間 1.0〜3.5万円
  • 板そのままの欄間 0.5〜11万円

アンティーク板欄間は、彫刻欄間と透かし彫り欄間は作品の質に幅があるため、価格も幅広いですが、一般的なものは2〜3万程度で手に入ります。彫りが緻密で美しいものほど価格が高くなります。板そのままの欄間は、板材の質やサイズによって金額が大きく変動します。

アンティーク・中古組子欄間の価格帯

欄間 値段

  • 筬欄間 0.5〜7万円
  • 菱欄間 1〜10万円
  • 筬欄間と菱欄間のミックス 2.5〜9万円

筬欄間は基本的には3万円以内で手に入りますが、漆塗りのものや桟が細かいものなど作りに凝っているものは、価格が高くなります。菱欄間は、組子が複雑になるほど価格が高くなりますが、ガラスなしの吹き抜けタイプであれば概ね2〜4万円くらいで手に入ります。筬欄間と菱欄間のミックスは、緻密な模様のものが多いので、それほど安いものは見当たりません。

アンティーク・中古障子欄間の価格帯

中古 欄間

  • 0.5〜8万円

アンティーク障子欄間は、一般的な格子のデザインだと価格が安く、5千円程度から4万円以内で見つかります。障子戸が開閉できるものなど、作りに凝ったものだと価格が高くなります。

アンティーク・中古のガラス欄間窓の価格帯

欄間 シンプル

  • 0.5〜10万円

アンティークのガラス窓も価格が幅広いですが、シンプルなものは5千円から3万円程度で見つかります。珍しいガラスを使用したものや、窓枠の装飾に凝ったものなどは価格が格段に高くなります。

アンティーク・中古のステンドグラス入り洋風欄間の価格帯

欄間 販売 中古

  • 5.5〜25万円

ステンドグラス入りのアンティーク欄間は、他の欄間と比べて高価です。特に当時ものの色ガラスがそのまま残っているものは、15万円以上します。ステンドグラスのサイズが小さいものは価格が比較的安いです。

アンティーク・中古の幾何学模様の洋風欄間の価格帯

欄間 中古 価格

  • 1.5〜4万円

幾何学模様のアンティーク欄間は、シンプルな作りのものが多く、価格が安めです。ただ、あまり数が多くないため、探すのに苦労するかもしれません。

以上、アンティーク欄間の価格についてご紹介しました。種類や作り込みによってかなり価格に差がありますが、同じクオリティの新品よりは安く手に入るはずですよ。ぜひ検討してみてくださいね。

欄間の掃除方法!簡単なホコリ除去方法をご紹介

続いて、欄間を長くきれいに使っていくための掃除方法をご紹介します。彫刻欄間や組子欄間など装飾が細かいものは、いつの間にかホコリが溜まってしまう可能性大なので、気づいた時にお手入れしてあげましょう。

木部のお手入れは乾拭きで。細かいホコリはエアーダスターで除去

欄間 活用

欄間の木部のお手入れは、乾拭きが基本です。さっとホコリを払うように拭くか、ハタキで叩いてホコリを落としましょう。

欄間 掃除

また、彫刻欄間や組子欄間など意匠が細かい欄間の場合は、スプレー式のエアーダスターを使うと断然楽ですよ。パソコンのキーボードを掃除する際によく使う、ホコリを飛ばすスプレーです。これを使うと、細い部分のホコリまでさっときれいに取り除くことができます。ただ、ホコリが飛び散る可能性大なので、マスクをして汚れてもいい服装でするのがおすすめです。ホコリを落としたら、最後に掃除機をかけて完了です。

ガラス入りの欄間は、ガラスのみ水拭きで

欄間の活用法

ガラスが入っている欄間の場合は、ガラス部のみ水拭きしてOKです。水拭き後は乾拭きして、最後に目の細かいマイクロファイバーなどの布で磨くとピカピカに仕上がりますよ。水拭きで汚れが落ちにくい時は、市販のガラスクリーナーを使用するのもおすすめです。1度拭くだけできれいに仕上がるので、手軽に美しさが蘇ります。

こんな時どうする?欄間に関する困った時の対処法

最後に、私がよく耳にする欄間に関するトラブル2つについて対処法をまとめておきます。欄間を使っていくうえで困った時は参考にしてみてくださいね。

欄間を塞いで冷暖房効率を高めたい!アクリル板やポリカーボネートで塞ぐ

欄間 塞ぐ

昔ながらの欄間の場合、ガラスのカバーなどがなく風が通り抜ける作りのものが主流なので、冷暖房効率が悪いのがネックなところ。そのため、見た目にもかっこ悪くなく、うまく塞げる方法はないだろうかと思案される方が多いんです。建具屋さんにガラスの取り付けを依頼するのが正当法なのですが、それだと3〜4万の出費になってしまいます。

そこでもう少し費用を抑えるには、ガラスの代わりにアクリルやポリカーボネートをDIYで取り付けるのがおすすめ。希望のサイズにカットして配送してくれるショップがあるので、サイズを測って注文すれば、あとは取り付けるのみ。ぴったりはまるサイズの押縁を作って固定すると、見た目にも違和感なく仕上がります。

欄間が外れない時の取り外し方

掃除などで欄間を外したい時、通常なら一般的な建具と同じように、一旦持ち上げて手前に引けば外れます。ただ、鴨居や欄間が歪んでいると、スムーズに外れない場合があります。そんな時は、欄間の上桟にタオルを当て、上方向に少しずつ叩きます。ガラスがはめ込まれている場合は、ガラスに当たらないよう裏側から叩くなど十分注意して行ってください。3mm以上浮き上がったら、次は欄間の下桟にタオルを当て、軽く叩いて押し出します。取り出せそうになったら、あとは手作業で取り外してください。どうしても外れそうにない場合は、建具屋さんにお願いして外してもらいましょう。

最後に

アンティーク欄間の歴史からデザインの種類、インテリア例、価格、お手入れ方法まで、幅広くご紹介しました。今まで欄間に慣れ親しんできた方も、これから取り入れようという方も、新しい発見があったのではないかと思います。素晴らしい職人技が詰まったアンティーク欄間、ぜひ今の暮らしに合わせて自分らしく取り入れてみてくださいね。

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