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アンティーク ワードローブ デザイン アンティーク家具について

アンティークワードローブの国別デザインまとめ

ワードローブ。日本語で言えば、洋服ダンスといったところでしょうか。
クローゼットが広く普及した現代においてはあまり馴染みのない家具ではありますが、アンティーク好きの方でしたら、その名前を耳にすることも少なくないと思います。
なかなか現物を目にする機会が少なくなってしまったワードローブですが、だからこそ、その耳慣れない響きにはアンティークならではの“ロマン”を感じますね。
ワードローブと一口に言っても、生まれた国によってデザインが全然違うのも面白いところ。環境の違いや時代背景によって雰囲気がガラリと変わるのが興味深いですよね。
今回はそんなアンティークワードローブにスポットを当てて、国ごとのデザインを詳しく紐解いていきたいと思います。

格調高い佇まいが魅力。イギリスアンティークのワードローブ

アンティーク ワードローブ イギリス

古くから家具作りの文化に重きを置いてきたイギリスアンティークのワードローブは、重厚な雰囲気漂う高貴なデザインのものが多く残っています。
イギリス製のアンティークワードローブにはオ―ク材やマホガニー材といった高級木材が多々使われており、その深みのある濃い木色と美しい木目が、厳かな佇まいをいっそう際立たせていますね。
イギリスアンティークの代表的な意匠と言えば、レリーフと呼ばれる浮き彫り細工。植物などをモチーフにしたものが多く、そのたおやかなデザインが、重厚な印象の木製扉に上品な華を添えています。
王位が代替わりするごとにデザインの傾向が変化していくイギリスアンティークでは、華やかで豪華な意匠が目を惹くエリザベス様式や、直線的で力強い印象のジャコビアン様式など、家具が生まれた時代によって異なる雰囲気が楽しめるのも魅力のひとつ。
長い長い英国の歴史が美しい装飾から垣間見えるなんて、なんだかドラマチックですね。

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優美な雰囲気を楽しむ、フランスアンティークのワードローブ

アンティーク ワードローブ フランス

イギリスアンティークと同じ西洋家具として発展してきたフランスアンティークのワードローブ。
似通ったポイントも多く見られますが、フランスアンティークのワードローブの大きな特徴として、「ロココ様式」が取り入れられた繊細でエレガントな佇まいが挙げられます。
ロココ様式とは、18世紀頃にフランス宮廷を中心にヨーロッパで栄えた装飾様式のこと。岩や貝などをかたどった曲線状の「ロカイユ模様」が多用されたことが由来で、その特徴的な意匠が、ワードローブをいっそう華やかに彩ってくれますよ。
また、荘厳な印象のイギリスアンティークとは対照的に、軽やかで明るい木色のものが多いのもフランスアンティークワードローブの特徴でしょう。
フランスアンティークではオーク材などの重厚な木材だけでなく、パイン材などといった素朴でカントリーな趣のある木材を使用することも。他の西洋アンティークとは違った、可愛らしい味わいもまた魅力的ですね。

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スタイリッシュな印象が際立つ、北欧ビンテージ(ヴィンテージ)のワードローブ

アンティーク ワードローブ 北欧

穏やかな雰囲気と品質の高さから、世界各地の生活様式に広く用いられ、インテリアデザインの中でも確固たる地位を確立している北欧デザイン。日本でも根強い人気がありますよね。
そんな北欧生まれのビンテージワードローブのポイントはやはり、無駄のないデザインが際立たせるスタイリッシュな佇まいでしょう。
他の西洋アンティークのワードローブに見られるような華やかでクラシカルな装飾はありませんが、素材の味わいを活かしたシンプルさ、さりげない意匠が生み出す洗練されたデザインは、北欧ビンテージのワードローブでしか味わえない魅力です。
ちなみに、北欧ビンテージでは、あたたかみのある褐色の木肌と柔和な木目が美しいチーク材がよく使われています。
他の国のワードローブは引き出しの段ごとに木目が変わっているものが多いのですが、北欧のものは段から段へ流れるように木目が繋がっているんです。木目の流れもデザインの一環として大切にしている、北欧諸国のものづくりへの姿勢が見て取れますね。
北欧ビンテージのワードローブを目にする機会がありましたら、ぜひ木目の流れにも注目してみてください。

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素朴なものから和の情緒あふれる民芸家具まで。和製アンティークのワードローブ

和製アンティーク ワードローブ

衣服を収納するための家具でいうと、「箪笥」という文化が古くから生活に根付いている私たち日本人にとって、日本製のワードローブは正直ぴんと来ないかもしれませんね。
日本製のワードローブが本格的に作られるようになったのは、洋装が浸透し始めた昭和期。独自の文化を発展させてきた日本でのワードローブの誕生は、他国と比べるとやや遅めです。
そんな和製アンティークのワードローブの多くは、西洋の影響を受けながらもどこか素朴な印象で、親しみやすさを感じるやわらかな佇まいが素敵です。味のあるレトロな雰囲気は、和室でも洋室でも使いやすそうですね。
趣が漂うあたたかな空間づくりには、和製アンティークのワードローブがぴったりですよ。

民芸家具 ワードローブ

また、和製アンティークのワードローブに興味があるのなら、民芸家具で作られたワードローブにも注目しておきたいところ。
人気のある松本民芸家具や北海道民芸家具が展開するデザインには、イギリスアンティークを彷彿とさせる重厚でクラシカルなものが多く見られます。和洋折衷な独特の雰囲気は、空間に落ち着きと品格をもたらしてくれますよ。
岩谷堂箪笥や仙台箪笥といった伝統的な和家具ブランドでは、日本古来の和箪笥の流れを汲んだワードローブも制作しており、洋式家具でありながら日本の古の美しさを味わえる特殊なデザインをお楽しみいただけます。
同じ和製アンティークのワードローブでも、心がほっと落ち着くような親しみやすいレトロな雰囲気から、凛とした和の風情が魅力的なものまで、そのデザインは様々です。
どんなデザインのワードローブを選ぼうか、色々と目移りしてしまいそうですね。お部屋のコーディネートに迷ってしまう時には和箪笥のコーディネートのコツも参考にしてください。

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最後に

国ごとに見るアンティークワードローブのデザイン、いかがだったでしょうか。
同じ用途で使われる家具であっても、生まれた場所や時代によって様々なデザインが展開されていることがお分かりいただけたかと思います。
情緒たっぷりのアンティークワードローブで洋服を収納したら、毎日のコーディネートの時間が一段と華やかになりそうですね。
ぜひ各国のアンティークワードローブを見比べて、自分の“好き”にぴったり合うデザインを探してみてくださいね。

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