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バタフライテーブルとは

バタフライテーブルとは、両サイドに垂れ板がついたテーブルで、必要に応じて垂れ板を垂直に上げ固定具で支えることで天板を広げられる伸縮式テーブルを指します。誕生当初、固定具は三角形のものが主流で、両端の垂れ板を伸長すると固定具が蝶のように開くことからバタフライテーブルと呼ばれるようになりました。

バタフライテーブルの特徴

伸縮式テーブルにはドローリーフテーブルやエクステンションテーブル、ドロップリーフテーブルなどがありますが、バタフライテーブルはドロップリーフテーブルの一種です。
ドロップリーフテーブルとは、両端に垂れ板を備えた伸縮式テーブル全般をさします。伸長するための固定具の形状によって、バタフライテーブルか否かが決まります。
バタフライテーブルは、固定天板に可動式の板が備え付けられていて、その可動板を広げた上に垂れ板を乗せることで天板部分を伸長することができます。現在では三角形の固定具以外にも、長方形の板や金属製の固定具を使うことが増えています。

歴史

バタフライテーブルは、16世紀初期頃に小さなテーブルとしてイギリスに登場したとされています。その主な目的はダイニングテーブルであり、現在もなお作られ続けている伸縮式テーブルです。17世紀以降流行し、イギリスやその影響を受けた北米にて広まっていきました。

バタフライテーブルとその他のドロップリーフテーブル

バタフライテーブルは、天板を広げる時に両端の垂れ板下に広げる三角形状の可動板で伸長部分を支えます。しかし、現在ではドロップリーフテーブル全体をバタフライテーブルと呼ぶことが多くなっています。これは、固定用の板の形状ではなく、ぱたぱたと動く垂れ板を蝶に見立てているという誤解から広まった常識です。
では、本来のバタフライテーブル以外にドロップリーフテーブルにはどんなものなのでしょうか。
他にはゲートレッグテーブルと呼ばれるドロップリーフテーブルがあります。このテーブルは可動式の脚が普段は格納されていて、垂れ板を広げる時に可動脚を広げて垂れ板の下に置いて天板を伸長します。
バタフライテーブルは足元がごちゃつく心配が無い反面、耐荷重量はゲートレッグテーブルには劣ります。しかし、ゲートレッグテーブルは頑丈ですが脚運びがしにくい欠点もあります。必要に応じてどちらのドロップリーフテーブルを選ぶのかを考えると良いでしょう。

「ドロップリーフテーブル」について、以下でも解説しています。こちらもぜひご覧ください。

⇒RAFUJU MAG 辞典「ドロップリーフテーブル」のページはこちら

気軽に伸長できるバタフライテーブル

垂れ板を引き上げて固定具で止めるだけで簡単に天板を伸長できるバラフライテーブルは、現在でも人気があり作られ続けている伸縮式テーブルです。普段はコンパクトに、必要に応じて天板を広げたいという方にとって、今も昔も便利に使用されているテーブルと言えるでしょう。

⇒ラフジュ工房のバタフライテーブルはこちら

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