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ドレッシングチェストとは

ドレッシングチェストとは、引き出し収納であるチェストの上に鏡を付けた家具です。下部に足を入れる空間はなく下まで収納で埋まっていることが特徴で、一般的なドレッサーより収納力に優れています。

ドレッシングチェストの特徴

ドレッシングチェストはチェストの上にミラーを付けた家具ですが、鏡の下はしっかりチェストとして使用できることが特徴です。メイクや身支度のために座るための足入れの空間はなく、チェストの下部まで引き出し収納になっています。当然ながら、ドレッサーやドレッシングテーブルと比較すると収納が多く、化粧品やブラシ類などだけではなく、服飾品やタオルなど様々なものを収納できるメリットがあります。足を入れる空間が無いので、ここで本格的なメイクをする、というよりはちょっとした身支度の確認に使うケースの方が多い傾向にあります。

歴史

ドレッシングチェストは18世紀の初頭、イギリスで誕生しました。上流階級の化粧の文化が広がったことで、チェストと鏡を組み合わせた家具を作るに至ったようです。サロン文化の広がりとともに、ヨーロッパ各地にドレッシングチェストも伝わっていきました。19世紀以降になると庶民の間にもドレッシングチェストが広まるように。現在でも、その収納力と機能性から愛用する人が多くいる家具の一つです。

ドレッシングテーブル、ドレッサーとの違い

ドレッシングチェストと似たものに、ドレッシングテーブルやドレッサーがありますが、その違いは何なのでしょうか。
まず、ドレッシングテーブルとは女性が化粧など身支度を整えるための化粧台を指します。その形状は、テーブルやデスクに鏡を付けたようなデザインで、ドレッシングチェストと比較すると収納はだいぶコンパクトです。17世紀のイギリスでは化粧をすることが習慣化したため、トイレットテーブル(化粧室用テーブル)に鏡を置いたものが始まりとされています。
そして、現在主流になっているドレッサーは、このドレッシングテーブルが進化したものと言われています。一般にドレッシングテーブルよりは収納が多く化粧道具などを十分にしまえる上に、足を入れる空間が確保されているのが特徴です。
現在のドレッサーは、ドレッシングチェストとドレッシングテーブルの機能を掛け合わせたデザインのものと言えるでしょう。

ドレッシングチェストで収納も身だしなみも叶える

チェストの上にミラーが付いていることで、ぐっと華やかな印象になるのがドレッシングチェストの嬉しいところです。ちょっとした化粧や身だしなみのチェックはチェストの上で済んでしまいます。便利で見た目にも美しい収納家具と言えそうですね。

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