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ドロップリーフテーブルとは

ドロップリーフテーブルとは、伸縮式のテーブルの一種で両サイドに付いた垂れ板を持ち上げて固定することで天板を伸長できるテーブルを指します。両サイドの垂れ板は片方ずつ広げることもできるため、垂れ板を下ろした状態、片側の板を広げた状態、両側の板を広げた状態の3通りの使い方が可能です。天板から補助板を広げて垂れ板を支えるものや、補助用の脚を広げて垂れ板を支えるものなどがあります。

ドロップリーフテーブルの特徴

ドロップリーフテーブルの特徴は、テーブルを使用する人数に応じて天板を簡単に伸長できることです。普段はコンパクトなテーブルとして使用ができますが、必要なときにサッと天板を広げることができるのが魅力です。両サイドに蝶番などでとめられた垂れ板を垂直に持ち上げ、固定することで天板を伸長できる仕組みになっています。

種類

ドロップリーフテーブルの種類は、「バタフライテーブル」、「ゲートレッグテーブル」、「ブレックファーストテーブル」、「サウザンドテーブル」、「サザーランドテーブル」の主に5つです。それぞれの特徴をご紹介します。

バタフライテーブル

バタフライテーブルとは、左右の垂れ板を天板下の固定具を使って伸長するドロップリーフテーブルを指します。
誕生当初は固定具に三角形の木材を使用しており、両側の板を持ち上げると固定具が蝶のように見えたことからバタフライテーブルと呼ばれるようになりました。

ゲートレッグテーブル

ゲートレッグテーブルとは、固定脚以外に可動脚を付けたテーブルで、左右の垂れ板を可動脚で固定して伸長するドロップリーフテーブルを指します。バタフライテーブルと比較すると安定感があり、より大きな垂れ板を拡張することが可能です。

ブレックファーストテーブル

ブレックファーストテーブルとは、ゲートレッグテーブルの一種で固定天板の下に収納を設けたドロップリーフテーブルを指します。その名の通り朝食用のテーブルであり、比較的小ぶりなデザインが多いのが特徴です。収納にはカトラリーやクロスなどがしまわれました。

サウザンドテーブル

サウザンドテーブルとは、ゲートレッグテーブルの一種で垂れ板を支えるための可動脚が多い大型のドロップリーフテーブルです。食堂など大きなテーブルが必要な場所で使われていました。現在はアンティーク品として残っているものは珍しく、希少なモデルと言えます。

サザーランドテーブル

サザーランドテーブルとは、ゲートレッグテーブルの一種で固定の天板の幅が非常に狭いデザインのドロップリーフテーブルです。垂れ板を広げないとテーブルとして使うことができない仕様になっています。非常にコンパクトに収納でき持ち運びやすいのが特徴です。

歴史

ドロップリーフテーブルの起源は不明ですが、16世紀以降の食堂の発達と共にダイニングテーブルとして発展したとされます。16世紀初期頃に小さなテーブルとしてイギリスに登場したとされ、17世紀以降流行し同国やその影響を受けた北米における特有の形式となりました。

ドローリーフテーブルとの違い

ドロップリーフテーブルと同じころに流行していた伸縮式のテーブルに、「ドローリーフテーブル」と呼ばれるものがありますが、その違いは何なのでしょうか。ドローリーフテーブルとは、固定天板の下に伸長用の天板を重ねたテーブルで、可動できる天板を引き出して天板を伸長する仕組みになっています。現在はほとんど作られておらず、アンティークのみで見かけることができる伸縮式テーブルです。

「ドローリーフテーブル」について、以下でも解説しています。こちらもぜひご覧ください。

⇒RAFUJU MAG 辞典「ドローリーフテーブル」のページはこちら

日本の家屋にマッチするドロップリーフテーブル


アンティーク品はもちろん、今なお作られて続けているのがドロップリーフテーブルです。16世紀から簡単に天板を伸長できる上に必要ないときはコンパクトに使えたドロップリーフテーブルは、日本の住宅環境にもマッチしていますよね。一人暮らしのワンルームや、狭めの部屋でも広々とテーブルが使えるのが魅力的です。

「ドロップリーフテーブル」について、以下でも解説しています。こちらもぜひご覧ください。

⇒「アンティークで人気!3通りに使えるドロップリーフテーブル」のページはこちら

⇒ラフジュ工房のドロップリーフテーブルはこちら

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