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ルイ15世様式とは

ルイ15世様式とは、18世紀のブルボン朝後期におけるフランスの文化・芸術の表現様式です。主に絵画や工芸、家具の装飾美術に用いられました。ルイ15世が成人した頃のロココ調最盛期のデザイン様式を指します。

ルイ15世様式の特徴

それまでのルイ14世期に完成されたフランス・バロックの荘厳で厳格な古典主義に代わり、貴族や富裕層の趣味を反映した曲線やパステルカラーをふんだんに盛り込んだ軽快で優美な表現が特徴です。
宗教や権力誇示の為の前様式とは異なり、ルイ15世期の家具や工芸は感覚的で洗練された趣味の主張があり、美術と生活を融合させた芸術的な印象です。

デザイン、装飾

左右非対称、パステルカラー、曲線による軽やかで優美なデザインが代表的です。また、東洋趣味であるシノワズリ様式もこの中に含まれ、華やかで豪華な意匠が見られます。
彫刻等の装飾モチーフは、植物や花束、貝や渦巻、婦人像や東洋風文様などバリエーション豊かに展開しています。

「シノワズリ様式」について、以下でも解説しています。こちらもぜひご覧ください。

⇒RAFUJU MAG 辞典「シノワズリ様式とは」のページはこちら

ルイ15世様式の様々な呼ばれ方

「ロココ様式(ロココ調)」の中に含まれるルイ15世様式ですが、激動の時代背景から様々な呼ばれ方をします。
装飾に用いられるモチーフが被ることから、後期バロックの一種とされることもあったり、ルイ15世が成人するまでの1715年~23年までの過渡期を「レジャンス(摂政)様式」と呼んだりすることもあります。また、ポンパドゥール夫人が発展させた45年以降は「ポンパドゥール様式」と呼ぶこともあります。
一般的にはそれら全てを含めて、「ロココ様式(ロココ調)」と言います。

「ロココ調」について、以下でも解説しています。こちらもぜひご覧ください。

⇒RAFUJU MAG 辞典「ロココ調とは」のページはこちら

⇒ラフジュ工房のロココ調家具はこちら

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