アンティーク家具について

リフォームに人気の障子戸!気になる種類や価格、お手入れ法を解説

リフォームや新築で、家に和風の建具を取り入れたいなと思っている方、せっかくなら使い勝手が良くて、部屋の雰囲気にもぴったりと合うおしゃれな建具が欲しいですよね。
和風の建具というと幅広い種類がありますが、その中でも多くのメリットを持った機能的な建具として人気を集めているのが、障子戸。その原型はなんと平安時代からあったと言われていて、日本の暮らしに深く根付いている伝統的な建具です。最近では、和室だけでなく、モダンな洋室にまで二重窓やパーテーションとして取り入れることが増えていて、部屋をおしゃれな和風にしたい方には見逃せないアイテムなんですよ。みなさんの中にも、すでに障子戸を取り入れようかと検討している方がいるかもしれませんね。

ただ、奥が深い障子戸の世界、身近な建具ではありますが、そのメリットや種類、選び方など、まだまだ知らないことの方が多いのではないでしょうか?障子戸は、新品から中古品やアンティーク品まで意外と種類や価格が幅広いので、何も知らずに欲しいものを探し始めるとけっこう手間取ってしまうんですよね。障子戸選びをスムーズに進めたいなら、まずは障子戸の基本知識を押さえることが近道ですよ。

そこでこの記事では、障子戸のメリット・デメリットから種類、価格帯、インテリア例、メンテナンス法まで丁寧にお話ししたいと思います。アンティークショップのインテリアコーディネーターとして、数々の障子戸を扱ってきた経験を活かして、購入時に知っておきたいことから、使っていく上で気になる情報までまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは早速、障子戸の基本的な特徴からご紹介していきます。まずは入門編としてお楽しみください。まだ障子戸にしようか、他の建具やカーテンにしようか迷っている方は、こちらを参考に検討してみてくださいね。

障子戸(しょうじど)は本来「障子」と呼びます。障子は、木枠に紙を貼った建具という意味で、障子戸も同じものを指します。障子は、もともとは「さえぎる建具」という意味で、襖や衝立、屏風なども障子と呼んでいました。さらに、近年ではよりわかりやすいように、障子を「障子戸」と表記することが増えています。

目次

障子戸の入門編!メリット・デメリットなど基本知識を押さえよう

まずは、障子戸のメリットやデメリットを見てみましょう。近年、障子が再注目されている理由がわかってくるはずですよ。

障子戸がリフォームや新築に人気の秘密。メリット4つに注目

障子戸には、次の4つのメリットがあります。木枠に紙を貼った単純な構造なんですが、日本の暮らしに適した機能を持っているんですよ。1つずつ簡単に紹介しますね。

障子戸のメリット1 断熱性がある

障子戸 断熱

障子戸の1つ目のメリットは、断熱性に優れていること。障子戸は、ガラス戸の内窓として取り入れると、なんとカーテンやガラス戸の二重窓よりも断熱性があるとされています。つまり、外部の温度に影響を受けにくく、室内の温度を保ちやすいので、冷暖房効率を高めることができるんです。そのため、最近ではカーテン代わりに障子戸を設置したり、室内のパーテーションとして障子戸を取り入れる方が増えています。

障子戸のメリット2 空気をきれいに浄化

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障子との2つ目のメリットは、部屋の空気を清浄化してくれること。昔ながらの障子紙は、多孔質で通気性が高いため、障子紙が空気のフィルター代わりになります。空気が障子を通る際に、ホコリや異物などが障子に付着するので、空気がきれいになるんですよ。近年の住宅は、エアコンの普及や住宅の高気密化、室内の換気不足などによってアレルギー症状が増加していると言われています。様々な要因があるので障子戸だけで解決するのは難しいかもしれませんが、障子戸を取り入れるだけで自然と空気を清浄してくれるなら、ぜひ試してみたいですよね。

和室 障子戸

また、障子は調湿性もあるので、室内に溜まった湿気を外へ逃がしてくれます。そのため、洗濯物を部屋干しする際には障子の和室を使うと、乾きが早く生乾きのにおいも抑えられるんだとか。私の実家でも部屋干しをする際は、必ず和室で行っていました。特に理由は聞いていませんでしたが、祖母や母が部屋干しなら和室が乾きやすい、と身をもって経験していたのかもしれません。私も気付かぬうちに障子戸の恩恵にあやかっていたのでした。

障子戸のメリット3 直射日光を和らげ、拡散させる

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障子戸の3つ目のメリットは、外からの直射日光をほどよく遮り、光を室内に拡散させてくれること。特に、夏は強い日差しが室内に射し込むので、室内の温度が上がりがちですが、障子戸ならしっかりと日差しを遮るので涼しく過ごすことができますよ。
また、光を遮るだけならカーテンでも良さそうですが、光を拡散させて部屋全体を均一に明るくしてくれるのは、障子ならではです。部屋は明るさが均一であるほど、目にかかる負担が少なく、快適に過ごすことができます。

障子戸のメリット4 軽くて開け閉めしやすい

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4つ目のメリットは、障子戸はガラス戸や木製の板戸などと比べて重量が軽いため、楽に開け閉めできること。力の弱いお年寄りやお子様がいるご家庭では、わざわざ吊り戸にせずとも、障子戸なら安心ですよ。また、大掃除の際など、障子戸をレールから取り外したい場合も楽に持ち上げることができます。

障子戸のデメリットは?他の建具やカーテンとの違い

続いては、障子戸のデメリット3つをご紹介します。メリットと合わせて、しっかり押さえておきましょう。用途や求める条件によっては、障子戸よりも適した建具が他にあるかもしれません。どんな風に使いたいか、想像しながら見てみてください。

障子戸のデメリット1 障子の張り替え

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障子戸の1番のデメリットは、障子の張り替えが必要なこと。一般的な障子紙は、破れやすく、日焼けもしやすいため、傷んできたら部分的に補修するか、全体を一度剥がして新しいものに張り替えなければなりません。ペットや小さいお子様のいるご家庭では特に、いたずらや予期せぬハプニングも多いと思うので、破れるたびに張り替えるのはけっこう面倒ですよね。

障子戸 プラスチック

ただ、最近では破れにくいプラスチック障子紙なども登場していて、こちらを使えばかなり張り替えの手間が減ります。プラスチック障子紙とは、和紙の両面にプラスチックが貼り合わせてあるもので、見た目はそのままに、破れにくく、紫外線にも強いという頼もしい障子紙。一般的な障子紙と比べて高価ですが、その分かなり交換頻度が減るのでトータルで見ると安上がりなはずですよ。

アンティーク家具ラフジュ工房で販売中の障子戸は、すべてプラスチック障子紙を使用しています。とてもメンテナンスが楽な障子紙ですので、安心してご利用ください。

障子戸のデメリット2 戸を閉めたままで風通しができない

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2つ目のデメリットは、障子戸を閉めたままでは風通しが悪いこと。風通しを確保するには、障子戸を開ける必要があります。そのため、通気性を保ちつつ、常に外からの視線を遮っておきたい場合にはおすすめできません。

障子戸 アンティーク

ただし、障子戸の中でも、猫間障子のような小障子を開けると風が通る構造の障子戸を取り入れれば、部分的に視線を遮りつつ風通しを良くすることができます。もしくは、風を通すレース障子という障子紙を使えば、障子を閉めたまま通気性を高めることができます(ただ、レース障子は、夜間に部屋の明かりを付けていると外から室内が透けてしまうというデメリットもあります)。いずれにせよ、視線を遮ったまま風通しを良くしたい場合には、猫間障子にするか、むしろ障子戸ではなく簾戸にするか、カーテンを取り付けるか、他の方法も含めて検討する余地がありそうです。

猫間障子など、障子の種類ごとの特徴については、2章の「障子戸の種類は7つ。各デザインの特徴をご紹介」で詳しくお話ししますので、そちらもご覧ください。

障子戸のデメリット3 一般的な障子は遮光性がない

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3つ目のデメリットは、一般的な障子戸には遮光性がないこと。そのため、寝室などしっかり遮光したい場所には不向きです。ただ、この点についても最近では遮光性のある障子紙も開発されているので、なんとかすることもできます。遮光性障子紙とは、和紙と和紙の間に遮光性のあるシートが挟まれていて、見た目は見慣れた障子紙ですが、しっかりと外からの光を遮断してくれます。ただ、障子戸を遮光タイプにすると、部屋を明るくしたいときに障子戸を開けなければならないので、これまた外からの視線が気になってしまうかもしれません。そういった場合は、やはり別で遮光カーテンや遮光スクリーンをつけるなど、工夫が必要になります。

遮光したい場合の対処法については、8章の「障子戸を遮光したい!遮光性のある障子紙にするか、遮光スクリーンを追加しよう」でもう少し詳しくご説明します。

障子戸は新品だけじゃない!アンティークや中古品もおすすめ

障子戸は、古くから使われてきた建具なだけに、新品だけでなく、アンティークや中古品も数多く販売されています。それぞれのメリットや特徴をご紹介しますよ。

新品の障子戸は既製品からオーダー品まで様々。ナチュラルな和風インテリア向き

障子戸 中古

新品の障子戸は、既製品からオーダー品まで幅広く、条件に合うものを手に入れやすいのがメリットです。また、木製ではなくアルミ製のものなど、メンテナンスに重きを置いたアイテムもあります。新品の木製障子戸は、無塗装で木味そのままの明るい色味のものが一般的で、どちらかというと、親しみやすさのあるナチュラルな和風インテリア向きです。古民家スタイルやシックな和モダンスタイルなど、大人っぽい深みのあるインテリアにはあまり合いません。

アンティーク障子戸は雰囲気が格別!職人技が光るものも

障子戸 ガラス

アンティーク障子戸は1点ものなので、サイズやデザインなどイメージ通りのものを見つけるまでに苦労することもありますが、その趣深い佇まいは格別です。私は、アンティークショップのインテリアコーディネーターとして、たくさんのアンティーク障子戸を見てきたので、愛着がある分みなさんにお勧めしたくなる気持ちもあるのですが、それを差し引いたとしても、新品とアンティーク品を見比べると、それぞれが醸し出す空気感の違いにびっくりするはずですよ。伝統的な和風インテリアや、和モダンスタイルに取り入れると、インテリアのクオリティがぐっと高まります。

アンティーク品だと、傷や歪みなどが心配…という方もいらっしゃるかと思いますが、きちんとしたアンティークショップでは、買ってそのまま取り付けて使えるよう、しっかりと実用的にリペアしていますのでどうぞご安心ください。

障子戸 デザイン

アンティーク障子戸で多いのは、大正から昭和期にかけて作られてもの。基本的に新品の障子戸よりも桟が細かいものが多く、建具としての存在感が強いものが多いです。中には職人技が光る手の込んだ障子戸もあります。現代物だと手の込んだデザインのものは、かなり値段が跳ね上がりますが、アンティークだと比較的安く見つけることができますよ。

また、価格面を重視したい方には、アンティークほど古くない、現代物の中古品もおすすめです。新品だけに限定せずに、ぜひアンティークや中古品も見てみてくださいね。

障子戸は何の素材でできている?杉や米杉、檜、スプルースなどの木材が主流

障子戸 素材

障子戸は使われている木材によっても雰囲気や特徴が異なります。障子戸に使われている木材は、杉や米杉、檜、スプルースなどが多いです。特に、赤杉や檜で作られたものが良質とされています。障子戸に一番多く使われているのは、スプルース。スプルースはマツ科の輸入材の一つで、加工性が良く建材や家具として良く使われていますが、日焼けしやすいのが欠点です。

障子戸 木材

アンティークの障子戸は、左のような腰板の部分に欅材など木目が美しい高級材を使ったものもあります。高級感のある和の雰囲気が漂っていて、料亭や旅館など特別な場所にふさわしい佇まいです。
一方、右のような杉材など親しみのある木材で作られたアンティーク障子戸は、素朴で深い味わいがあり、古民家インテリアにぴったりです。何の木材で作られているかによって、出てくる味わいが変わってくるので、ぜひ木材にも注目して選びたいですね。

さて、まずは障子戸の基本情報を押さえたところで、次はいよいよデザインに注目していきましょう。障子戸を種類別にご紹介していきます。

障子戸の種類は7つ。各デザインの特徴をご紹介

障子戸は、慣れ親しんだデザインのものから、見たことないようなデザインのものまで、なんと7種類もあります。それぞれの特徴と、どんな方におすすめかについてお話ししてきますよ。

王道の和風デザインの障子戸。腰板が付いた「腰付障子」

障子戸 種類

まず1つ目は、建具の下側に腰板がついた腰付障子(こしつきしょうじ)。アンティークだとほとんどが腰付障子ですが、新品だと腰板なしのよりシンプルな障子戸が多いです。腰板は、汚れや傷みが生じやすい建具の下部を保護する役割があります。

腰付障子

腰板の高さは240〜360mm程度が一般的で、600mm以上は腰高障子(こしだかしょうじ)と呼ばれたりもします。腰付障子の中でも、先に誕生したのは実はこの腰高障子。主に外部と面した場所の建具として使われていたため、雨に濡れても平気なように高い腰板が付けられていました。その後、室内でも障子戸が使われるようになり、高い腰板が不要になったため、腰板の低い腰付障子が一般的になったそうです。

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腰付障子は、腰板のない障子戸と比べて和風の印象が強く、腰板が高いほど存在感があって、渋い雰囲気を持っています。一昔前までは畳の和室にあるイメージでしたが、最近では和モダンな洋室にも幅広く使われています。私も部屋のコーディネートをしていた時は、純粋な和室というよりは、フローリングのダイニングやリビングによく取り入れていました。特にアンティークの障子戸は、古いものならではの風合いがあって、インテリアに深い味をプラスしてくれるんですよね。人とは一味違う大人の和モダンスタイルを楽しめますよ。

洋室にもよく合うシンプルな障子戸「水腰障子」

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2つ目は、腰板がなく全面障子貼りの水腰障子(みずこししょうじ)。別名で腰無障子(こしなししょうじ)や雨障子(あましょうじ)と呼ばれることもあります。障子戸は、先ほどの腰付障子か水腰障子のどちらかに分類されます。水腰障子は、新品に多く、シンプルですっきりとしたデザインで、現代風のモダンなインテリアと相性がいいです。

障子戸 中古販売

水腰障子は、全面が障子の白なので、空間に馴染みやすく、部屋を広々と明るく見せてくれます。また、シンプルな分、縦横の格子模様が美しく際立って、空間の粋なアクセントになってくれますよ。リフォームなどで、それほど和風のムードを出したくない場合におすすめの建具です。

外の景色が楽しめる、下半分がガラス窓の障子戸「雪見障子」

雪見障子

雪見障子(ゆきみしょうじ)は、障子の下部にガラスがはめ込まれていて、戸を閉めたまま部屋から外の風景を楽しめる障子戸。雪を見る障子戸なんて、風情ある名前ですよね。雪見障子は、中古やアンティーク品でよく見かける種類です。他の障子戸と比べてガラス面が広いので、より明るく開放感がありますよ。上の障子部分が外からの視線をしっかり遮ってくれるので、リラックスして過ごすことができます。素朴な和風の雰囲気を持ったものが多く、昔ながらの和室におすすめです。

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アンティークの雪見障子の中には、珍しい大正ロマン風のデザインのものもあります。こちらは大正昭和期に使われていた建具で、アンティークショップにもあまり出回ることのないレア物です。障子の組子には、菱形模様が入っていて、どこかレトロモダンな印象を醸し出していますね。
私の経験からすると、大正ロマンな障子戸は和室よりもフローリングの洋室で使うのがおすすめ。和洋折衷のデザインが生きて、ノスタルジックで味わい深いミックススタイルが楽しますよ。

可動式の小障子が付いた障子戸「擦上障子」

擦上障子

続いては、障子戸の下部にガラスと可動式の小障子が二重に備え付けられた、擦上障子(すりあげしょうじ)。小障子を上下方向に開閉したり、取り外したりして、外の景色を楽しむことができます。こちらは先ほどの雪見障子の一種で、小障子を上げた状態だと、普通の雪見障子のような見た目になります。ガラスと二重になっているので風を防ぎながら外の風景が楽しめ、小障子を閉めるとプライベートな空間を保つことができる、機能的な障子戸です。

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擦上障子は、擦り上げといいながら、左右に開くタイプのものもあります。こちらは窓の部分が少し小さめなタイプで、窓から覗き見る外の風景は、いつもよりもちょっと特別なものに見えそうです。お子様がいるご家庭だといい遊び道具になってしまうかもしれませんが…。レトロでちょっと変わった擦上障子です。

猫もよろこぶ、小さな出入り口付きの障子戸「猫間障子」

猫間障子

猫間障子(ねこましょうじ)は、擦上障子と似た作りですが、小障子の外側にガラスがない障子戸のこと。名前を見てお気づきの方も多いかと思いますが、小障子を上下、または左右に動かすと、そこが猫の出入り口になるという優れもの。猫間とは猫がいる間(部屋)を指していたそうで、そこの障子戸ということで猫間障子と名付けられました。障子があると破りたくなるのが猫の習性のようですが、先人たちも頭を悩ませていたのかと思うとなんだか微笑ましいですね。

猫間障子 雪見障子 違い

猫間障子は、擦上障子と別物として認識されていましたが、今では2つは同じものを指すことも多くなりました。ガラス付きの擦上障子を猫間障子と言ってしまうと、猫は出入りできないのに…と思ってしまいますが、地域によって色々な解釈があるのかもしれませんね。猫間障子や擦上障子をお探しの方は、それぞれの名称で幅広く探すことをおすすめします。

メンテナンスが楽なガラス入り障子戸「東障子」

東障子

東障子(あずましょうじ)は、障子の代わりにガラスを入れた障子戸のこと。今ではわかりやすく、ガラス障子戸やガラス戸と呼ばれることも増えています。新品からアンティーク品まで幅広くあり、アンティークだともともとは障子戸だったものに、ガラスを入れてリメイクしたアイテムも含まれます。

障子戸 縁側

東障子は、障子戸のように障子が破れる心配もなく、汚れたら水拭きで掃除できるので、メンテナンスが楽なのがうれしいポイント。また、使われているガラスは、すりガラスのような向こう側が見えないガラスが使われているので、障子戸に近い見た目です。障子戸同じように和室に取り入れても全く違和感がありませんよ。ガラスなので、障子の和紙らしい温かみは減ってしまいますが、メンテナンス性を優先したいという方におすすめです。

小ぶりなガラス窓付きのおしゃれな障子戸「額入障子」

額入障子

障子の中央にガラス入りの額をはめ込んだ、額入障子(がくいりしょうじ)。額の形状が縦長のものを縦額入障子、横長のものを横額入障子と呼んだりもします。雪見障子よりはガラスが小さいですが、ガラスの額で切り取る景色は、ちょっとした絵画のようで、粋な和の雰囲気を演出できますよ。また、隣り合った室内の間仕切りに使う場合にも、隣の部屋の人の気配が感じられつつ、視線はしっかりと遮られるので、適度にプライベート感のある落ち着いた空間作りができます。

障子戸 窓

アンティークの額入障子のガラスは、シンプルなクリアガラスから、柄入りのレトロガラス、色ガラスやダイヤガラスなど、様々なガラスが使われたものがあります。どれもレトロな個性があって、愛着が湧きますよね。額入障子は新品にもありますが、アンティークや中古品でもかなり商品数が多いので、せっかくならアンティークや中古品でも探してみてください。

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障子戸の種類は以上の7つです。一口に障子戸と言っても色々な種類があることがわかりましたね。続いてはもう一歩踏み込んで、障子戸の印象を左右する、組子のデザインについて詳しく見ていきましょう。

障子戸は組子のデザインは大きく3つ。インテリアテイストに合うものを選ぼう

障子戸をおしゃれに取り入れるには、どの種類にするかも大事ですが、組子をどんなものにするかも重要です。目指すインテリアテイストに合わせて、空間を引き立てる障子戸を選びましょう。組子の代表的なデザインは次の3つです。

洋風のモダンな住宅にも合うシンプルなデザイン。荒組障子

障子戸 黒

まず一つ目は、縦横の格子が荒く、すっきりとしたデザインの荒組障子。モダンな住宅やマンションなどによく使われる障子です。新品の障子戸に多く、モダンさを極めたアイテムは、縦横の格子が1本ずつなんていうアイテムもあります。シンプルなインテリアが好きな方、洋室や和室をモダンにしたい方におすすめの建具です。

障子戸 建具

私の知る限り、アンティーク障子戸だと荒組障子はこれくらいのものが限界です。こちらは障子ではなくガラスが入った東障子で、すっきりとしたガラス面に時代物らしい木製の深い色味が映えて、上品な印象を受けますね。モダンインテリアを追求するなら、アンティークよりも新品の方が合いますが、モダンさの中にも個性や味をプラスするなら、アンティーク品もいいものですよ。お好みで選んでみてくださいね。

和風の凛とした空気が漂う、縦繁障子。和モダンな部屋におすすめ

障子 枠

2つ目は、縦方向の組子(竪子)が多い縦繁障子。先ほどの荒組障子と比べて、存在感や和風の印象が強い建具です。私が部屋のコーディネートをしていた際は、和モダンなインテリアによく取り入れていました。縦にきれいに並んだ組子のラインが美しく、凛とした和のムードを醸し出してくれるんです。周りの家具をシンプルにまとめると、より建具の美しさが引き立って、風情のある上質な部屋にまとまりますよ。

障子戸 両面

縦繁障子は、建具の裏側に小障子が入った裏障子付き格子戸もあります。新品の障子戸では、表裏で和風と洋風のデザインになっている商品がありますが、こちらは格子戸と障子戸という2種類の和風のデザインが楽しめる作り。和風と和モダン、もしくは和風と大正ロマン風、など2つの和のインテリアを楽しめる、おもしろい建具です。

障子戸 効果

裏障子付き格子戸は、普通の格子戸と比べて、外からの視線や風を遮ったり、光を和らげる効果があります。よりプライベートな部屋に向いている作りと言えますね。また、裏面の小障子は取り外しても使えるので、夏場の暑い時期など通気性をよくしたい時にも便利ですよ。季節に応じてどうすれば快適に過ごせるか、先人の知恵が詰まった機能的な障子戸です。

格子戸が気になる方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。格子戸の特徴や種類、価格帯など幅広くご紹介しています。

格子戸の魅力と選び方を解説!古民家や和モダン住宅に人気の理由」のRAFUJU MAGページはこちら

和風やレトロなインテリアにぴったり。横繁障子

障子枠 リフォーム

3つ目は、横方向の組子(横子)が多い横繁障子。先ほどの縦繁障子は関西でよく使われていたのに対し、横繁障子は関東でよく使われたそうです。
新品の横繁障子は、横のラインを強調したシンプルなデザインが多く、部屋を広々と見せることができます。リビングの一角に和室を設ける場合や、和室の和風の雰囲気を抑えたい場合によく使われる人気のアイテムです。

障子 枠 塗装

一方、アンティークの横繁障子は、木肌が濃い色な分、しっかりとした存在感があり、和風のレトロな佇まいをしています。古民家や伝統的な和室などにおすすめですよ。私も畳の和室にアンティークの横繁障子を取り入れたことがありますが、初めての場所なのにどこか懐かしくてくつろぎやすい、癒しの空間になりました。モダンなインテリアが好きな方でも、せっかく和室を設けるなら、建具など一部に和を取り入れるだけでもぐっとリラックスしやすい部屋になりますよ。ぜひお試しください。

障子戸 掃除

横繁障子は、他のタイプの障子戸と比べて横桟が多い分、ホコリが溜まりやすいのがネックなところ。縦繁障子か横繁障子か迷っている場合は、特にこだわりがなければ縦繁障子にする方が無難ですよ。特に、広い範囲に障子戸を取り入れる場合は、メンテナンス性もしっかり踏まえて検討したいところです。

障子戸の価格帯はこちら!新品と中古・アンティーク品それぞれご紹介

さて、障子戸の種類やデザインを抑えたところで、次は障子戸の価格に注目してみましょう。新品と中古・アンティーク品の1枚あたりの価格帯を種類別にご紹介します。中古品は現代物の中古品、アンティーク品は大正昭和期のリペア済み品を対象に調査しました。リフォームや新築をご予定の方は、ぜひ予算としっかり照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。

腰付障子の価格帯!中古品が安い。作りに凝ったアンティーク品は高め

障子戸 価格

  • 中古 3〜5千円
  • アンティーク品 1.5〜4.3万円

腰付障子の中でも、腰板以外が一面障子のシンプルな腰付障子の価格帯です。1つ目から申し訳ないですが、新品の障子は、腰板のない水越障子が多く、腰付障子の価格帯がわかりませんでした。反対に中古やアンティーク品では腰付障子が主流で、価格は中古品がとても安いです。アンティーク品は、組子などが凝ったものや、腰板に欅材や黒柿材などの高級木材を使ったものは価格が高くなります。

水腰障子の価格帯!新品が主流。中古・アンティーク品は価格が安め

障子戸 値段

  • 新品 木製:1〜7万円/アルミ製:2〜7万円
  • 中古 0.3〜1万円
  • アンティーク品 2.2〜2.7万円

水腰障子は、新品の種類が多く、デザインによって価格に差があります。縦横の組子が多いものほど、価格が高い傾向にあります。中古とアンティーク品は、商品数があまり多くありませんが、どれも比較的低価格です。特にアンティーク品は、腰板がない分、高価な木材をあまり使っていないので、安い傾向にあります。

雪見障子の価格帯!中古品が安い。新品とアンティーク品は同価格帯

雪見障子 価格

  • 新品 アルミ製:2〜5万円
  • 中古 0.3〜1.5万円
  • アンティーク品 2.5〜4.5万円

雪見障子は、新品では木製のものがあまりなく、価格帯がわかりませんでした。アルミ製のものでは、水腰障子とほぼ同価格です。雪見障子は中古品が最も多く、安く手に入れやすいです。アンティーク品は、新品と同じくらいの値段です。

擦上障子の価格帯!中古・アンティーク品・新品の順で価格が安い

擦上障子 価格

  • 新品 木製:3.5〜6万円/アルミ製:3.7〜7万円
  • 中古 0.4〜1万円
  • アンティーク品 2〜5万円

擦上障子は、一番安いのは中古品で、新品とアンティーク品では少しアンティーク品の方が安いです。新品は、他の種類の障子と比べて多少価格が上がります。

猫間障子の価格帯!中古品が安く、新品・アンティーク品は同程度

猫間障子 価格

  • 新品 木製:3.3〜5万円
  • 中古 3〜5千円
  • アンティーク品 3〜4万円

ガラスがないタイプの猫間障子の価格帯です。中古品が断トツで安く、アンティーク品と新品は同じくらいです。猫間障子は、新品でアルミ製のものはありませんでした。

東障子の価格帯!新品は価格帯が広い。中古・アンティーク品は他と同程度

東障子 価格

  • 新品 木製:3〜10万円/アルミ製:4〜10万円
  • 中古 0.5〜1.2万円
  • アンティーク品 2〜4万円

東障子は、新品の種類が幅広く、メーカーによって価格帯が様々です。高いものだと10万近くするものもあります。それに対して中古とアンティーク品は、新品よりも安く、他の種類の障子戸と同じくらいの価格帯です。

額入障子の価格帯!中古・アンティーク品は他の種類と同じくらい

障子 枠 値段

  • 中古 0.3〜1万円
  • アンティーク品 2〜4万円(裏障子入りの格子戸は5.5〜7.5万円)

額入障子は、新品の商品数が少なく、価格帯がわかりませんでした。中古品とアンティーク品は他の障子戸と同じくらいの価格帯です。ただし、アンティークの裏障子入り格子戸は、作りが凝っている分価格が高い傾向にあります。

以上、障子戸の価格帯をご紹介しました。全体的に中古品が安めで、続いてアンティーク品、新品と続くものが多かったですね。デザインやサイズによっては、違う結果になるかもしれませんが、検討する際の参考にしてみてくださいね。

また、中古品は他の2つと比べて安く手に入りますが、オークションサイトなどで販売されている格安のものは、リペアされていないので、いざ購入して届いても歪みや傷みがあって、そのままでは使えないことが多いです。DIYで直せる方ならいいですが、結局建具屋さんなどに手直しを頼む羽目になるかもしれません。新品以外のものを買う場合は、できればきちんとリペアしているショップから買うのがおすすめですよ。

アンティーク家具ラフジュ工房では、みなさんに安心してアンティークを楽しんでいただけるよう、古い味を残しつつも、実用性を徹底的に追及したリペアにこだわっています。アンティーク建具は、特にリペアの腕が試される商品。店舗によってクオリティが様々なので、店舗選びを誤ると、家に取り入れてからなんだか使いにくいと後悔する恐れも。アンティーク建具を買うなら、ぜひショップ選びにもこだわってくださいね。

ラフジュ工房だからこそお約束できる、安心のアンティーク家具」のページはこちら

リフォームや新築の参考に!障子戸を使ったおしゃれなインテリア例

どんな障子戸を取り入れようか想像が膨らんできたところで、次は障子戸を使ったインテリア例を見てみましょう。私を含め、当店のインテリアコーディネーターがアンティーク障子戸を使って部屋作りをした実例をご紹介します。純和風から和モダンまで幅広い部屋が登場しますので、ぜひインテリアの参考にしてみてください。

東障子を取り入れた、レトロなリビング和室のインテリア

障子戸 リビング

アンティークの東障子を取り入れたリビングのインテリア例です。フローリングのリビングの半分には置き畳みを敷いて、半和室の部屋にしました。リビングは、レトロな和製アンティークの家具を中心に、1脚だけ北欧のチェアをプラスして、レトロモダンなインテリアに。北欧家具は、意外と和の建具や和家具と相性が良く、こちらのように違和感のないミックススタイルが楽しめるんです。すべて和家具で揃えるのも素敵ですが、北欧家具を混ぜることで、今っぽいおしゃれな印象になりますよ。

障子戸

昼間は、すりガラスを通してやわらかな光が部屋に降り注ぎ、和の温かなムードに包まれます。障子戸の中央には横額のガラスが入っていて、外の緑が切り取られて見えます。ガラスのレトロな柄がフレーム代わりになって、美しい絵のようですね。

障子戸 引き戸

畳スペースは、ゆったりとテレビを見ながらくつろげるスペースに。東障子は、畳と組み合わせるとこれぞまさに和風という印象になり、昔ながらの旅館に来たようなしっとりとした空気感を醸し出します。

障子戸 材質

夜になると、東障子に照明が反射して、昼間とはまた違った表情に。障子は光を拡散させて室内の明るさを均一にする特性がありますが、東障子は部屋の陰影が出やすく、ムーディーな印象を作りやすいですよ。こちらのような、落ち着いた和のムードにしたい場合にぴったりです。

こちらの和室リビングのインテリア例を紹介中です!

素朴な味わいの和家具と暮らす、レトロダイニング
和室リビングでくつろぎ時間を。心落ち着く畳のお部屋のPHOTO GALLERYページはこちら

上質な額入障子が活躍!高級感のある和モダンダイニング

障子戸 内窓

続いては、凛とした高級感のある和モダンダイニング。こちらの部屋では、アンティークの縦額入障子を使いました。昔ながらのデザインの建具と、石畳風の床材と組み合わせて取り入れることで、格式高い和風のインテリアを目指しました。

和モダン ダイニング

こちらの部屋の主役は、大迫力の蔵戸テーブル。明治大正期に使われていたアンティーク蔵戸を天板に使って、ダイニングテーブルとしてリメイクした逸品です。アンティークらしい風合いや蔵戸らしいデザインをそのまま活かしているので、テーブルコーディネートも、一段と美しく見えます。

障子 インテリア

この部屋をコーディネートした際は 、蔵戸テーブルに合わせて周りの家具や建具を選びました。蔵戸の枡格子と統一感が出るよう、建具にはマス目模様の横繁障子を、食器棚には格子模様の引き戸が目を引く帳場箪笥を使っています。建具と家具に統一感を持たせることで、空間全体がすっきりとまとまり、上質な印象を作り出すことができますよ。新築やリフォームで建具や家具を選ぶ際は、まず主役を決めて周りのテイストを統一することを心がけると失敗しませんよ。

こちらのダイニングのインテリア実例をもっと詳しくチェック!

歴史ある和箪笥を現代の暮らしに。風情ある和のダイニング」のPHOTO GALLERYページはこちら

障子戸で涼やかさを演出。レトロモダンな和風ダイニング

障子戸 マンション

続いては、もう少し肩の力を抜いて過ごせるような、レトロモダンな和風ダイニング。こちらはアンティーク縦額入障子を使ってコーディネートしたインテリア例です。先ほど違って、床を木のフローリングにしている分、どこか温かな印象が漂っていますね。

障子戸 交換

この部屋で使っている障子戸は、縦方向の組子が密な縦繁障子。周りの家具は、どちらかというとレトロで素朴な雰囲気のものが多いですが、この障子戸のおかげで、凛とした大人っぽい雰囲気が漂っています。

障子戸とは

和紙を通して降り注ぐ光は、夏でもどこか涼しげで、室内をふんわりと明るく照らし出しています。書き物や読み物などの目が疲れる作業も、障子戸の部屋なら少しは負担が軽減されます。食事をする時間以外ものんびり過ごしたくなるような、素敵なダイニングになりました。

こちらのインテリア例を詳しく見たい方は以下からご覧ください。

障子戸を通して入り込む柔らかな光。夏の到来を待つ和風ダイニング」のPHOTO GALLERYページはこちら

モダンな障子戸でスタイリッシュな和のダイニングに

障子 おしゃれ リフォーム

明るめの木味のモダンな障子戸を取り入れた、ダイニングのインテリア例です。この部屋では、明るいブラウンと、ブラックの2色をキーカラーとしてコーディネートしています。他の色とコントラストが強いブラックを取り入れることで、普通の和風とは一味違う、キリッとした男前な雰囲気が漂っています。

障子 おしゃれ

この部屋で使った水屋箪笥やダイニングテーブルは、どっしりとしたフォルムやシックな色が魅力ですが、取り入れ方を一歩間違うと、重々しい圧迫感のある空間になる恐れも。それを防ぐため、この部屋では周りに柔らかな雰囲気の建具やチェアを取り入れて、部屋全体のバランスを調整しました。
もし、もっとナチュラルな和風のインテリアが好きな方であれば、すべて明るい木味の家具で揃えてももちろんOKです。明るくふんわりとした和風の部屋になりますよ。

こちらの和モダンコーディネートを詳しくチェック!

ブラックペイントの水屋がモダンな存在感を放つお正月のコーディネート」のPHOTO GALLERYページはこちら

裏障子入りの格子戸で落ち着いた空間に。ギャラリーショップのインテリア

障子戸 枠

最後にご紹介するのは、裏障子入りの格子戸を取り入れた、ギャラリーショップのインテリア例。格子戸は障子戸と比べてシックな印象で、高級感があるので、和モダンな店舗の建具としてぴったりなんですよ。裏側に小障子があることで、外からの視線が遮られ、落ち着いた雰囲気を演出できます。

和風 店舗 インテリア

こちらのインテリアでは、店舗什器も和製アンティーク家具を中心に揃えました。アンティークらしい味のある木肌に和食器の白色が映えて、とても美しく見えます。家具も商品もスペースに余裕を持ってレイアウトすることで、商品が引き立つ、高級感のある空間になりました。

こちらのギャラリーショップのインテリアを詳しくご紹介中です。

モダンで高級感あふれる、和食器のギャラリーショップ」のPHOTO GALLERYページはこちら

障子戸を使ったインテリア例は以上です。参考にしたい例は見つかりましたか?
続いては、障子戸の中でもアンティーク障子戸が気になる!という方へ、アンティーク障子戸を購入する際のポイントについて、お話ししていきます。

リフォームや新築用のアンティーク障子戸を探すなら、リメイクやオーダーが可能な店舗を利用しよう

リフォームや新築でアンティーク障子戸を使う場合、販売中の商品で条件に合うものがなかなか見つからなければ、リメイクやオーダーサービスを活用するのがおすすめです。店舗によって以下のようなサービスを行っていますので、困った時はぜひ活用してみてください。

希望サイズのアンティーク障子戸が見つからなければ、リサイズを依頼しよう

障子戸 サイズ

アンティーク障子戸は現行の規格品とサイズが異なるため、リフォームやリノベーションで既存の引き戸枠に新しい障子戸をはめ込みたい場合は、枠に合わせたサイズ調整が必要になる場合が多いです。新品とアンティーク品だと一般的なサイズは以下のとおり。アンティークだと高さが少し低めだったり、幅狭サイズがあったりします。

  • 新品
    基本サイズ 高さ1850mm以内・幅900mm以内
    幅広サイズ 高さ2100mm以内・幅901〜1500mm以内
    丈長サイズ 高さ2100mm以内・幅900mm以内
  • アンティーク品
    基本サイズ 高さ1765〜1775mm前後・幅880〜930mm前後
    幅狭サイズ 高さ1765〜1775mm前後・幅670〜700mm前後

サイズ調整を行う場合は、購入先の店舗に依頼するか、難しい場合は建具業者に別途依頼することになります。できれば販売店でサイズ調整をして希望の日に届けてもらう方が、手間が少なくて楽なので、まずは販売店にできるかどうか相談するのがおすすめですよ。

障子戸 オーダー

また、アンティーク障子戸を新築に取り入れる場合は、障子戸のサイズに合わせて枠を作ってもらうのが基本です。その場合は、設計段階からアンティーク障子戸を使いたい旨を相談しておき、施工前までにどの障子戸を使うか決めておけば、それに合わせて対応してくれます。アンティークの障子戸を使う場合、新品を使う場合と多少段取りが違うので不安かもしれませんが、早めから相談しておけば問題なく取り入れられますよ。

アンティーク建具を取り入れる場合の施工準備については、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

アンティークドアを家に取り入れよう!扉選びから施工準備まで総特集」のRAFUJU MAGページはこちら

アンティーク家具ラフジュ工房では、障子戸などのアンティーク建具のサイズ調整を承っています。高さを高くしたり、幅を狭くしたり、基本的に増減どちらも可能です。料金は15,000円〜(5mm以内の微調整なら1辺2,500円)です。ご相談いただければ、まずはお見積をご提出いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

アンティーク家具リペア・リメイクメニュー」のページはこちら

アンティーク障子戸は、ガラスやパーツなどの交換も可能

障子戸 リメイク

アンティーク障子戸を探していると、全体的な雰囲気は好きだけど、ガラスの種類が気に入らない…など、なかなかイメージにぴったり合う障子戸が見つからない場合もありますよね。そんな時は、イメージに合わせてリメイクするというのも一つの手です。障子戸の構造にもよりますが、ガラスやパーツは交換できる場合が多く、一部を変えるだけでも雰囲気がガラリと変わります。気になる商品があれば、まずはショップへ相談してみるのがおすすめですよ。

アンティーク家具ラフジュ工房では、アンティーク障子戸の各種リメイクを受け付けています。ガラスの交換や引き手の交換、鍵の取り付けなど、お客様のご希望に沿ってできる限り対応しております。ガラス交換は1枚5,000円〜、引き手交換は1か所2,000円〜、鍵の取り付けは1か所2,500円〜です。これは難しいかな、という加工でもまずはご相談いただければ、専門のカスタマースタッフがお答えいたします。

アンティーク家具リペア・リメイクメニュー」のページはこちら

新築やリフォームに合わせた、敷居・鴨居・柱などの枠オーダーもできる

障子戸 レール

新築やリフォームで家に障子戸を新たに取り入れるなら、敷居や鴨居、柱などの枠が必要になります。新品なら枠までセットになっている場合が多いですが、アンティーク品は建具単体での販売が基本です。そのため、枠は施工業者に作ってもらうのが一般的ですが、店舗によっては枠までセットでオーダーできる場合もあります。アンティークショップで製作する枠は、それぞれのアンティーク障子戸の色や質感に合わせて製作するため、取り付けた際に違和感なく馴染み、障子戸がより美しく見えますよ。クオリティにこだわるなら、枠までセットでご購入されることをおすすめします。

アンティーク家具ラフジュ工房では、アンティーク障子戸の敷居や鴨居・柱などの枠のオーダーを受け付けています。敷居・鴨居は26,000円、柱は18,000円、着色する場合はプラス8,000円です。ご希望サイズで製作したしますが、現場でカットして施工される場合は、それぞれ余裕を持った長さで製作することも可能です。ご希望をお伝えください。

障子戸のメンテナンス・お手入れ方法をご紹介

さて次は、木製障子戸のメンテナンス法についてお話ししていきます。せっかくこだわって選んだ障子戸、末長くきれいな状態で使いたいですよね。日頃のお手入れから大掃除の方法、障子の張り替えのコツまでしっかりとまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

日頃のお手入れはホコリを払う程度で十分。レールは掃除機で

障子戸 洗う

障子戸の日常的なお手入れは、ハタキを使ってホコリを落とす程度でOKです。桟や引き手にホコリや汚れがあったら、乾いた布で拭きましょう。木や障子は水気に弱いので、水拭きはしないようにしてください。ガラスがある場合は、ガラスのみ水拭きしても構いません。

レールの溝は、掃除機でホコリなどを取り除きましょう。溝の端など汚れが取れにくい箇所は、綿棒を使うと隅々まできれいになります。

大掃除では、木部や引手に溜まった汚れを除去

障子戸 引手

大掃除の際も、基本的には日頃のお手入れ時と同じようにハタキや布を使って、レールは掃除機を使って掃除しましょう。引手周りの汚れが乾拭きで落ちない場合は、中性洗剤を水に薄めて布に含ませ、固く絞ってから拭いてみてください。汚れが取り除けたら、次は水だけを布に含ませて、固く絞ってから拭いていきます。仕上げに、もう一度乾拭きすれば完璧です。

障子戸 アクリル

雪見障子や東障子などガラスが入っている場合は、柔らかい布で水拭きし、その後乾拭きします。最後にマイクロファイバーなどで拭き取るとさらにきれいになりますよ。また、市販のガラスクリーナーなどを使うと1度拭くだけできれいになるので、とても楽です。ただ、木部にガラスクリーナーが付着するとシミになる恐れがあるので、ガラスに直接スプレーするのではなく、布にスプレーしてから拭いていきましょう。

基本的に大掃除はこれで完了ですが、障子紙が日焼けしたり、破れたりしている場合は張り替えもやってしまいましょう。障子の張り替えは取り掛かるまでは面倒ですが、思い切ってやってしまえば、意外とすぐにできて気分もすっきりするはずですよ。続いて、当店直伝の障子張り替え法をご紹介します。

ラフジュ直伝!プラスチック障子紙の張り替え方法

今回は、当店で取り扱う数々のアンティーク障子戸を相手に、障子の張り替え作業を行っているリペア職人に話を聞きながら、障子張り替えの方法とコツをまとめてみました。当店で使っているのは、すべてアイロン貼りのプラスチック障子紙。猫を飼っていたり、子供がいても安心!というだけに、かなり破れにくく、水拭きもOK、日焼けしない、張り替えやすいという、素晴らしく進化した障子紙です。今回は、このアイロンタイプのプラスチック障子紙の張り替え方法を伝授していきますよ。古い和紙を剥がすところからお話ししますので、ぜひ参考にしてみてください。

いざ、障子張り替え!準備するものはこちら

障子 張り替え

障子の張り替えに必要な道具は以下のとおりです。

  • 新しい障子紙(アイロンタイプのプラスチック障子紙を使用)
  • ドライヤー(古い障子紙がアイロンタイプの場合は、アイロンで代用可)
  • アイロン
  • スポンジもしくは雑巾など(水を含ませて古い障子紙を剥がすのに使用)
  • 霧吹き
  • カッター
  • マスキングテープ
  • 新聞紙(床の汚れ防止)
  • 定規

古い和紙は障子はがし液を使わずとも、水で濡らして剥がすことができますよ。続いて、障子を剥がす方法からご紹介します。

糊貼りの和紙の場合、水で濡らして剥がす

障子の張り替え

まずは、古い障子紙が糊貼りの和紙だった場合の剥がし方をご紹介します。
床が汚れないよう新聞紙などを敷き、その上に障子戸を寝かせます。障子紙がくっついている桟の部分に、スポンジか雑巾で水をつけていきます。剥がれやすくするため、障子紙から木枠が透けるくらい十分に濡らしましょう。障子を濡らすのは霧吹きでもOKですが、スポンジか雑巾の方がしっかりと濡らしやすいです。

桟全体に水を含ませたら、糊とよく馴染むよう1〜2時間ほど放置します。放置する時間は人によっては5〜10分ほどという方もいますが、たっぷりと時間を置いた方がスルリと剥がれやすいですよ。

障子 張替え コツ

続いて、障子紙の端からゆっくりと剥がしていきます。もし、剥がれにくいところがあれば、再度水で濡らして少し時間をおきつつ、剥がしていきましょう。すべて剥がせたら、桟に残った糊や細かな和紙をスポンジや雑巾で拭いて取り除きます。きれいに取り除けたら、桟が乾くまでさらに2時間ほど放置しましょう。

アイロンや両面テープで貼った障子紙の場合、熱を与えながら剥がす

障子の張り替え方 プラスチック

古い和紙が糊貼りではなく、アイロンや両面テープ貼りのタイプであれば、ドライヤーで熱を与えると剥がれます。障子紙を貼り付けている側からドライヤーを当てつつ、障子紙を両面テープごと少しずつ剥がしていきます。桟に両面テープが残っていると、新しい障子紙がうまく貼れません。もし、桟に両面テープが残ってしまったら、もう一度障子紙を貼り付けてドライヤーで温めなおしてから、剥がすときれいに剥がれます。ドライヤーは一箇所に当てすぎると木が乾燥して割れる恐れがあるので、当てすぎには注意してください。

障子 張替え アイロン

アイロン貼りのタイプであれば、ドライヤーではなくアイロンで温めて剥がしてもOKです。アイロンを当て、紙が熱いうちにゆっくり剥がします。これを繰り返しながら、少しずつ剥がしていきます。

プラスチック障子紙を仮止めして適当な大きさにカット

障子 張り替え プラスチック

さて、続いては新しい障子紙を準備していきます。障子戸を平らなところに置いて、プラスチック障子紙の端を3か所程度マスキングテープで仮止めします。丸まったプラスチック障子紙を障子戸に合わせて広げていき、四方を数箇所ずつ仮止めします。

障子の張り替え方

次に、下にはみ出した障子紙を障子戸の枠よりも10cm程度大きめのところでカットします。カット後、また丸まってしまわないように端をマスキングテープで仮止めします。

アイロン貼りの障子紙の場合、仮止めもアイロンを当てて行う方法がありますが、アンティーク建具のように着色やワックスで仕上げている障子戸は、何度も貼ったり剥がしたりしていると色ムラになる恐れがあります。新品の無塗装のものであれば、アイロンを使ってもいいですが、アンティーク品の場合はマスキングテープを使ってください。

いよいよ、アイロンで障子紙を貼っていく

障子紙 張り替え

アイロンを中温(ドライ)にセットします。障子紙の中央部分から外に向かって、ゆっくりとアイロンをかけていきます。アイロンを押さえすぎたり、速く動かしたりするとシワができやすいのでご注意ください。適宜仮止めを剥がしながら進めます。

障子 張替え 方法

画像左のような紙じゃくりと呼ばれるちょっとした段差部分がある場合は、紙じゃくりの内側2〜3cmのところまで接着できたら、一旦接着をストップします。障子枠の端に段差のないタイプの障子戸は、外枠に少しはみ出るくらいまでアイロンで接着します。

定規を当てながら余分な障子紙をカット!仕上げにアイロンがけして完成

障子紙の貼り方

続いて、不要な部分をカットして取り除きます。紙じゃくりがある場合はその内側で、ない場合は外枠の内側から6mmくらいのところで定規を当てながらカッターで切りましょう。カッターは刃先を新しくして使うときれいに切れますよ。外枠の不要な部分まで接着してしまっていたら、再びアイロンを当てながら剥がしてください。

障子 張替え 破れない

紙じゃくりがある場合は、カット後、先ほど残していた部分を接着します。アイロンの角をうまく使いながら当てると、きれいに仕上がりますよ。

障子の張り替え方 霧吹き

最後に霧吹きで全体を軽く湿らせてから、再び全体をアイロン掛けしましょう。画像中央が湿らせる前、右が湿らせてアイロン掛けした後の状態です。一度湿らせることで目に見えて全体がパリッと仕上がりますよ。仕上げのアイロン掛けでは、障子紙の周囲が特に剥がれやすいので念入りにしておきましょう。これで完成です!

こんな時どうすればいい?障子戸のトラブルと対策方法まとめ

最後に、障子戸を使っていくうえで、発生しがちなトラブルとその対策方法をご紹介します。できるだけ自分でできる対処法をまとめましたので、困った時はひとまず試してみてください。難しそうな場合は、無理せず建具屋さんなど専門業者に相談しましょう。

障子戸がレールから外れない!鴨居と敷居を突っ張ってみよう

障子戸が外れない

まず1つ目は、障子の張り替えをしようと思ったら、障子戸がレールから外れない!というトラブル。木は湿気や乾燥で収縮するので、障子戸や枠自体が変形して、外れなくなってしまうことがあるんですよね。
そんな時は、まず障子戸が少しでも外れそうなのはどこか探しましょう。状態によって中央付近が外れやすかったり、両端が外れやすかったりと様々ですのでひと通り動かしながら確認してください。そして、2人以上の人手がある場合は、1人の方が敷居の上に立って、鴨居を上に思いっきり突っ張ってください。その間にもう1人の方は、先ほど見つけた外しやすそうな部分から、障子戸を外してみましょう。多少の変形であれば、これで外れることがあります。

続いて、それでも外れない場合や人手が足りない場合は、車修理などに使うジャッキと角材を使って、敷居と鴨居を上下に突っ張るという方法があります。敷居と鴨居を突っ張るのにちょうどいい長さの棒(角材など)を用意します。敷居の上にジャッキを乗せ、ジャッキと鴨居の間に棒を挟み、ジャッキを上げることで少しずつ敷居と鴨居の高さを広げていきます。少し持ち上げては障子戸を外してみて、こまめにチェックしながら行ってください。やりすぎると敷居や鴨居が傷つく恐れがあるため、難しそうな場合は建具業者へ依頼しましょう。また、新築やリフォームを行った後でアフターサービス期間中であれば、無料で行ってくれる場合もあります。まずは問い合わせしてみましょう。

障子戸のはめ方がわからない!表裏・左右の正しい向き・位置はこちら

障子戸 裏表

障子戸を外したはいいけど、はめ直す時に向きや位置がわからなくなった、ということも意外と多いんですよね。障子との正しい向きをおさらいしておきましょう。

まず、障子戸の表裏については、日本では桟の組子が見える側を表として、室内側に向けます。理由はわかりませんが、中国では日本とは逆で、桟が見える表側を外側に向けて取り付けるそうです。日本ではより室内の意匠にこだわっていたのかもしれませんね。
そして、障子戸を建てる位置については、2枚引き違い戸の場合は左側が奥、右側が手前、4枚引き違い戸の場合は左右両端が奥、中央2枚が手前とするのが正しいとされています。一昔前までは、この決まり通りにしなければ不吉なことが起こるとも言われていたそうですが、今では家によっては使いやすさを考えて位置を逆にすることもあるんだとか。気にするか気にしないかは本人の気持ち次第なのかもしれませんね。

障子戸の滑りが悪い!シリコンスプレーやロウなどの潤滑剤を塗布しよう

障子戸 すべり

障子戸は使っているうちに、どうしても滑りが悪くなってきます。はじめはスルスルと動いていても、だんだん動きづらくなってきて、こんなもんかと諦めている方も多いかもしれませんね。

しかしながら、引き戸の滑りは、シリコンスプレーやロウなどの潤滑剤を塗布すれば、簡単に改善することができるんですよ。当店でおすすめしているのは、手軽で万能なシリコンスプレーです。こちらをレールに吹き付ければ、簡単に滑りを良くすることができます。

すべり シリコンスプレー

シリコンスプレーは、建具や家具の引き出し、カーテンレールなど幅広く使えるので、家に1つあればかなり重宝します。私も家具の引き出しによく使っていますが、簡単にできるわりに劇的に使いやすくなるので、毎度感動します。価格も安くて気兼ねなく使えるので、日々のちょっとしたストレスがぐんと軽減されますよ。

障子戸の建て付けが悪い!敷居滑りテープを使って調整しよう

障子戸 修理

障子戸を使い始めてから何年か経ってくると、戸を閉めてもぴったりと閉まらない、柱と障子戸の間に隙間が空いているなど、建て付けが悪くなることがあります。家自体や敷居や鴨居が歪んでいることが原因で、新築でも起こりうることなんです。
これは、ちょっとした隙間であれば、敷居すべりテープを使って調整することができます。まずは隙間の場所から障子戸の左端と右端どちらを持ち上げれば隙間がなくなるか確認します。障子戸を持ち上げたい箇所の敷居にテープを1〜2枚重ねて貼り、高さを調整します。隙間がなくなればOKです。

敷居すべりテープは、敷居の色に合わせて選べばそれほど目立ちませんが、そこだけ貼ると見た目が少し不恰好になってしまうのが悲しいところ。気になる方は、建具業者にお願いすれば、建具や敷居などを削って調整してくれますので、相談してみてください。

障子戸にささくれや割れが発生!ひどい場合はボンドで補修しよう

障子戸 ささくれ

障子戸は、何度か障子紙の張り替えを行ったり、乾燥したりすると、桟がささくれたり割れたりすることがあります。ちょっとしたささくれであれば、ヤスリをかければOKです。ささくれがひどい時は、カッターで切り落としてからヤスリをかけると楽ですよ。
もし、桟が割れたり折れたりしている場合は、木工用ボンドを使って補修しましょう。断面にボンドを塗って乾くまではマスキングテープなどで固定し、完全に固まったらゆっくり剥がします。もし、DIYでは補修できないほどの傷みであれば、建具業者へ修理を依頼しましょう。

障子戸と溝の間にカビが!よく乾かしてから消毒用アルコールで掃除しよう

障子戸 カビ

結露や湿気が溜まりやすい場所だと、知らない間に障子戸と敷居の間にカビが発生していることも。発見したら結構ショックですが、落ち着いて対処すれば問題ありません。気を取り直して次の手順で掃除してください。

まずは、一度障子戸を取り外します。消毒用アルコールを雑巾に含ませて、障子戸とレールの溝部分についたカビを摘まみ取っていきます。この時、場合によっては木が消毒用アルコールで変色してしまう恐れがあるので、目立たない場所で試してから行ってください。カビの胞子は周囲に飛び散りやすいので、カビを取った雑巾はビニールに入れて捨てましょう。

続いて、新しい雑巾に消毒用アルコールを含ませ、もう一度隅々まで拭いていきます。きれいに取り除けたら、しばらくそのまま放置して乾燥させましょう。完全に乾いたら、障子戸をレールに戻して完了です。どうしても水気や湿気が溜まりやすい場所だと、カビが再発生する恐れがあるので、こまめにガラス戸の結露を拭いたり、換気をしたりすることを心がけてください。

障子戸を開かないようにしたい!引き戸用の鍵を取り付けよう

昔ながらの家だと、障子戸は鍵が付いていない場合がほとんどですが、プライベートな部屋なら障子戸を施錠できると安心ですよね。そんなときは、後付けで鍵を取り付けるといいですよ。

障子戸 鍵

基本的にはラッチ錠など、引き戸用の鍵を取り付ければOKです。安価でDIYで取り付けできるものもあります。
もし賃貸にお住まいで、障子戸を傷つけられない場合は、両面テープで貼るタイプのファスナーロックという鍵がおすすめです。こちらは、外出時に施錠できる鍵付きのタイプですが、もし内側から鍵をかけるだけでよければ、鍵なしのタイプもあります。ただ、木製の障子戸だと、両面テープが剥がれやすい可能性があるため、できればネジ留めタイプの方がおすすめです。

障子戸を遮光したい!遮光性のある障子紙にするか、遮光スクリーンを追加しよう

障子戸 遮光

障子戸は部屋を明るくしてくれるのがメリットですが、部屋の使い方によっては遮光したいこともありますよね。その場合、代表的な方法は2つです。

まず簡単にできる方法は、遮光性のある障子紙に張り替えること。これなら、自分で手軽にできるうえ、見た目にも違和感なく取り入れられます。デメリットは、障子戸を閉めている間は遮光しっぱなしになること。障子戸を開ければ光は入りますが、向こう側から部屋が丸見えになるので、遮光して視線も遮るか、採光して部屋をオープンにするか2択になってしまいます。
もう1つの方法は、遮光性のあるカーテンやスクリーンを取り付けること。和室の場合は、見た目がすっきりとしているスクリーンの方がおしゃれに取り入れやすいです。ちょっと手間やお金がかかりますが、夜から目覚めるまでの間だけ遮光したい、外からは部屋が見えないようにしたい、という場合はこちらの方が良いでしょう。

障子戸の和室が寒い!障子紙を変えるかDIYで断熱性を高めよう

障子戸 防寒

昔ながらの古民家で障子戸を使っている方は、和室の寒さに悩んでいる方も多いようです。まず、手軽にできる防寒対策としては、障子紙をプラスチック障子紙や保温性のある障子紙に変えること。これで一般的な障子紙よりは気密性が高まります。また、古民家だと障子戸と柱の間に隙間ができてしまっている場合もあるので、そこを隙間テープで埋めるのも有効です。
それでも我慢できなければ、カーテンをつけるか、障子戸に断熱シートを貼るなどして、室外と室内の間の空気層を増やすしかありません。せっかくの趣ある障子戸の魅力が半減してしまうかもしれませんが、防寒と見栄えと天秤にかけて試してみてくださいね。

最後に

さて、障子戸の基本知識から選び方、お手入れ方法まで幅広くご紹介しましたが、いかがでしたか?
障子戸は長い歴史のある建具ですが、機能的にもインテリアとしても現代の住宅に取り入れたくなるメリットがたくさんありましたね。移り変わりの早い世の中ですが、暮らしの拠り所となる家にこそ、変わらないものを取り入れるのは素敵なことだと思います。ぜひ、お気に入りの障子戸を見つけて、じっくりと使ってみてください。

 

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