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北欧ヴィンテージファブリックの代表ブランド。マリメッコ人気を検証

すでに一過性のブームではなく、定番となって久しい北欧デザイン。中でも特に人気なのが、北欧ヴィンテージですね。
MAGでも“人気の秘密は?北欧ヴィンテージ家具の魅力にせまる”に始まり度々、ナチュラルな木の味わいが特長の北欧ヴィンテージ家具について触れてきました。
でも北欧ヴィンテージの魅力は、家具だけではありません。陶器やホーロー製品などの小物・雑貨類にもよく表れていて、家具に負けない人気を誇っています。
そこで今回の記事では人気の北欧ヴィンテージ小物のひとつ、ヴィンテージファブリック、中でもその代表格と言えるフィンランドのテキスタイルブランド、マリメッコにフォーカスしてみましょう。とどまることを知らない人気の秘密や、誰もが知っているあの有名柄の誕生秘話など、マリメッコの魅力に迫っていきますよ。

北欧ヴィンテージファブリックの代表、マリメッコのはじまり

マリメッコの由来
マリメッコ。日本語に聞こえなくもないこの名前、フィンランド語で「Mari(マリ=女の子の名前)」と「Mekko(メッコ=ドレス)」をつけた造語になっています。たくさんある女の子の名前の中でもなぜ「マリ」を選んだのかには諸説ありますが、創業者であるArmi Ratia(アルミ・ラティア)のファーストネームを並び替えた、と言うのが有力なようです。
テキスタイル会社を経営する旦那さんと結婚したアルミが、友人アーティストたちにファブリックデザインをお願いしたところ、それまでのデザインとは一線を画く、カラフルで斬新なデザインの作品ができあがりました。ただあまりにも斬新だったため、すてきだとは思っても持て余し気味だったお客さんたちのために、使い方の提案としてファッションやインテリアアイテムを発表したそうです。
今ではファブリック製品の他に、食器類や壁紙まで幅広いインテリアアイテムをマリメッコ柄で楽しめます。

マリメッコを代表するヴィンテージなお花柄、ウニッコ

ウニッコのランチョンマット
マリメッコを知らない人でも、一度は目にしたことのあるちょっと奇抜なお花柄。約50年前の1964年に誕生した、マリメッコの代名詞的デザイン『ウニッコ』です。
日本語だとちょっと海を想ったりもしてしまいますが、これはフィンランド語で『ポピー(ケシの花)』と言う意味。そしてこのウニッコ柄をデザインしたのこそ、マリメッコのヴィンテージファブリックを語る上で外せないMaija Isola(マイヤ・イソラ)です。
北欧ヴィンテージファブリックにはよく花柄のものが見られます。それらと差別化を図りたかったアルミから、「ぜったい花柄デザインはダメ!」と依頼された際にマイヤが提出したのが、このウニッコだったそうです。
マイヤが素直に言われたとおりにしていたら生まれなかった柄かと思うと、ちょっとびっくりしてしまう、マリメッコ不動の一番人気です。

ヴィンテージなのに新しい。豊富なファブリックデザイン

マリメッコのデザイン
マリメッコのいちばんの魅力であるファブリックデザイン。
マイヤ・イソラ以外にも、和の筆使いを感じさせるデザインの石本藤雄さんや、キッズグッズの代表柄Bo Booをデザインした脇坂克二さんなどの日本人デザイナーを始め、たくさんのデザイナーがデザインを手掛けてきました。誰でも一つは「いいな」と思えるデザインが見つけられるのは、きっとそんなわけなんですね。
そして、例えヴィンテージデザインであっても古さを感じさせないのも、マリメッコがいつまでも人気であり続ける理由。ファブリックを買うと耳の部分に、デザイナー名とデザイン名、そしてデザインされた年がプリントされているので、確認してみると驚かされるかもしれませんよ。

最後に

この他にもいまだ「手描き」がデザインの基本であることや、毛羽立ちや色落ちに強くヴィンテージでもまだまだ現役で使えるだけの「質」を誇ることなど、一度マリメッコを知ると虜になってしまう魅力がたくさんあります。
そんな良さを生かしながらインテリアで活躍させる術を、次回はご紹介していこうと思いますので、お楽しみに。

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