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アンティーク家具について

人気のリメイクアンティーク。古材板を使った家具とそのメリットとは

古材。耳にしたことはあると思いますが、まとめると古い民家から取り出した木材のことをいいます。
短い年月では出せないその風合いを活かした家具づくりも、ある一つのジャンルとして人気を集めはじめています。
以前の記事では、そんな「古びた風合いを活かしたダイニングテーブル」についてご紹介しましたが、家具としてリメイクした上でもメリットが多いのはなぜでしょうか。
今回は、古材にもっと惹かれるきっかけになるであろう内面的な特徴とともに、古材板を使った素敵なリメイクアンティーク家具をご紹介していきますよ。

古民家の長い寿命と古材の関係

古材板のナチュラルダイニングテーブル
古民家は100年持つと言われていて、現存するものは文化財になっていたりしますよね。築年数などの細かい定義はありませんが、一般的には戦前や大正時代に建てられたものを指すそうです。
少し詳しく見てみると、その大きなカギは柱などの構造自体の頑丈さにありました。木の痩せや変形がどうしてもある木材。その性質を長い年月を見据えた上できちんと計算し、適材適所を選んで釘を使わずに組み立てを行っていたのです。どうしても材料的に消耗しやすい外壁や屋根部分は、定期的に交換を行いながら暮らしていたと言われています。
古民家の年月とともに強度が増していく木材と、現代の比較的寿命の短い住宅とは違う構造。”遺して使っていく” ことにはもちろん不便と苦労は付きものですが、そういう循環が成立する仕組みができていくと良いですね。

古材板を使ったおしゃれなリメイク家具特集

古い民家や家具から取り出した木材をふたたび生まれ変わらせる古材のリメイク家具。趣ある古材のメリットを活かしたリメイクアンティークを、今回はいくつかピックアップしてみました。

古材を味わい尽くすなら、もちろんダイニングテーブル

古材のアンティークテーブル
古材の雰囲気を味わい尽くすなら、やっぱりダイニングテーブル。幅が細い古材を寄せ集めて形成した「一枚の板」のおかげで、木の味わい深さが空間を包みます。
ただやはり、家屋に埋もれた古材の中でも “広い板” のものはとても貴重。そんな広い面積の古材が取れるスポットの一つなのが、和室には必ずあった「床の間」でした。座敷飾りを目的としていたこともあり、木材も桑や欅など、木目が素晴らしい高級なものが選ばれていたそうですよ。

「裁ち跡」に愛着が湧く古材ベンチ

20150818-3.jpg
板に脚が付いただけの「裁ち板」という和裁の時に使われる台がありますが、やはり着物を仕立てるとなると、木目に生地が引っかかるのは困りますよね。そういったことが無いように、クセもなくすべりが良いものが、木材として選ばれたそうです。
裁ち板は家具というよりは板なので、そのまま古材として活かしやすいのがメリット。厚みもしっかりとしているので、このように体重が掛かるベンチやチェアの木材としてリメイクしても使えそうです。
着物を裁った際についた跡も、愛着が湧くポイントではないでしょうか。

アイアン×古材にほれ込むオープンラック

古材板のアイアンラック
先ほど和裁シーンで見られる古材についてお話ししましたが、こちらは仕立て直して糊付けした着物を乾かすための「張り板」を活用したものです。ジャンクな質感のアイアンラックの棚板に、古材を使ったリメイク例です。使い込まれた木の味わいが、アイアンとしっかりマッチしています。
こうして見て分かるように、和裁シーンの古材を、シンプルに “丈夫で味わい深い板” と考えれば、まだまだ様々なリメイク術がありそうですね。

最後に

長い年月で積み重ねられた味わいと丈夫さ。古材に関して漠然と不安があった方も、今回の記事で少しでも解消されたのなら嬉しいです。
木材としてはアンティークである古材。また今後もさまざまなリメイク例をご紹介していきますね。

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