アーコールチェア アンティーク家具について

アーコールチェアの総まとめ!アンティークの人気種類とインテリア

おしゃれなチェアといえば「アーコール」と言っても良いくらい、素敵なインテリアには、いつでもたいていアーコールチェアが置かれていますよね。北欧家具にも通じるシンプルで洗練されたデザインや、見ているだけで温かみが伝わってくるような木肌の風合い…。意識せずとも感覚的に心を奪われてしまうようなアーコールチェアに、「自分も欲しいな」と憧れている方も多いはず。そこでこの記事では、雰囲気たっぷりで大人気のアンティークのアーコールチェアについてご紹介したいと思います。
まず1章では、人々を魅了して止まないアーコールチェアの人気の理由に迫ります。2章では、押さえておきたいアンティークの定番デザインを一挙に11種類ご紹介。さらに、3章ではアーコールチェアを使ったおしゃれなインテリア実例10選をお届けします。
盛りだくさんの内容で、アーコールチェアの魅力を惜しみなく公開しますよ!気になるところから読んでみてくださいね。

目次

アーコールチェアの魅力とは?アンティークが人気の理由5つ

アーコール(Ercol)社は、1920年のイギリスで、イタリア人移民ルシアン・アーコラーニ氏によって設立されました。現在も彼の親族によって経営されている老舗家具メーカーです。ソファ、テーブル、キャビネットなど様々な家具を製造していますが、何と言っても絶大な人気を誇っているのがチェアです。人気の火付け役となったのは、イギリスのファッションデザイナー、マーガレット・ハウエル女史。彼女の働きかけによって2004年には2種類のチェアが復刻され、その後、テレビや雑誌などの様々なメディアでも度々アーコールチェアが登場するようになりました。
それから10年以上、アーコールチェアの人気はいまだ止まるところを知りません。それどころか、昨今の北欧インテリアやシンプルインテリアの流行に押され、ますます人々から愛されているようにも感じられます。私たちをそこまで魅了するアーコールチェアとはどんな椅子なのか、まずはその5つの魅力をみていきましょう。

魅力その① 曲げ木の技術による美しいシルエット

アーコール

アーコールチェアの最大の特徴は、その美しい佇まい。シンプルでありながらも、他とは一線を画すような美しいシルエットは、蒸気によって木材を湾曲させる「曲げ木」の技術によるもの。アーコールはこの技術を取り入れた製造方法をいち早く完成し、従来のような削り出しでは表現できない、しなやかな曲線を描くことに成功したのです。あとで詳しくお話しするように、アンティークのアーコールチェアには様々なデザインがありますが、どの椅子からも研ぎ澄まされた印象が漂ってきます。

アーコラーニ氏がアーコール社を立ち上げたのは、ウィンザー城からおよそ30kmの場所にあるハイウィッカムという土地でした。ニレ林やブナ林が多く、17世紀頃からは歴史的にウィンザーチェアが作られていたことでも有名な町です。そんな伝統的な家具作りが盛んな町において、アーコールが成し遂げた曲げ木の技術の開発は、まさに画期的なものでした。これにより、硬くて変形に向いていないとされていたニレ材も自由自在に変形することが実現し、家具生産の可能性が大きく広がったのです。
そして、アーコールはこの技術を活かして、新しいデザインのウィンザーチェアを数々生み出しました。伝統の枠を超えた、モダンで普遍的なデザインのアーコールチェアは、人々に驚きとともに受け入れられ、イギリスの代表的な家具であった「ウィンザーチェア」の名をアーコールの代名詞と言わしめて、今なお愛され続けているのです。

魅力その② 目移りしてしまうような豊富なデザイン

アーコールチェア デザイン

ひとつひとつはシンプルなデザインのアーコールチェアですが、そのバリエーションは実に豊かなんです。「あれもアーコールチェア?これもアーコールチェア?」なんて混乱してしまうのも無理のない話ですね。
アーコールチェアの全盛期は、1960〜1980年代。現代では残念ながら廃盤となってしまっているデザインが多いのですが、この全盛期に作られた数々のデザインは、アンティーク品やビンテージ品として見つけることができます。そのため、現行品だけでなく、アンティークやビンテージのアーコールチェアの人気も高いというわけなんです。
少し調べるだけでも分かるように、ダイニングチェアからリビングチェアまで、アンティークやビンテージのデザインも合わせると、いったい何種類あるの!?と言いたくなるほど様々なデザインがあるので、ついつい目移りしてしまったり、他のデザインも欲しくなったりと、アーコールチェアの世界は深いということを、ここから知ることになるかもしれませんね。
こだわりが詰まったそれぞれのデザインについては、2章で詳しくご紹介します。

アーコールチェア ロゴシール

また、アーコールチェアには、座面の裏などにブランドのロゴシールが付いています。古いものになると、時代の経過に伴ってシールが剥がれてしまっている場合も多いのですが、このシールのデザインは製造年代によって異なるので、コレクターの方の中には、めずらしいロゴシールのアーコールチェアを集めている方もいるんだそうですよ。
大人気のアーコールチェアは類似品も多いため、このようなブランドロゴがしっかり残っているものだと安心ですね。

魅力その③ 機械化による大量生産で同じデザインをそろえやすい

クエーカーチェア ダイニング

アーコール社は、先ほどの曲げ木の技術の他にも、早くから家具製造の機械化を導入し、家具の大量生産を可能としていました。そのため、一般的に「一点もの」と思われるアンティークやビンテージのアーコールチェアであっても、比較的同じデザインを見つけやすいんです。おそろいのチェアをダイニングに使いたいという場合などにも助かりますね。
それまでのチェアは、職人がひとつずつ手作業で作り上げていましたが、アーコールではあらかじめ14個のパーツを製造しておき、それらを機械を使って20秒で組み立てるという生産システムを用いました。曲げ木の技術を使って、木材の繊維を断ち切らずに丈夫なパーツを作り上げ、機械を使って効率的に大量生産を行うことで、質の良い家具を安価で提供することに成功したのです。そのため現代の私たちも、アンティークやビンテージのアーコールチェアを比較的簡単に、手頃な価格で入手できるというわけなんです。アンティークやビンテージとなるとその状態は様々ですが、比較的状態の良いものが多いのも、うなずけますね。価格としては、安いものでおよそ2万円台から購入できます。

魅力その④ 様々なテイストに合わせやすい木肌の色と佇まい

アーコールチェア デスク

滑らかな木肌と美しいシルエットを併せ持ったアーコールチェアは、どんな空間の中でも主張することなく静かに溶け込みます。そのシンプルさと温かみに惚れ込んで、流行の北欧インテリアやカフェ風インテリアなどにも多くの方がアーコールチェアを取り入れていますよね。
さらに、すでにお気づきの方も多いと思いますが、アーコールチェアには様々な色味があるのもポイントです。黄味がかったもの、オレンジに近いもの、こげ茶色…。お部屋の雰囲気に合わせて馴染みやすい色味を選ぶことで、ご自宅にだってすぐに取り入れることができますよ。黄味がかった優しい色合いは、明るくナチュラルな雰囲気の空間に、深みのあるこげ茶色なら、落ち着いたシックなお部屋や和モダンスタイルに合わせてもおしゃれです。
アーコールチェアを取り入れたインテリア実例については、3章で具体的にご紹介しますので、そちらを参考にしてみてくださいね。

魅力その⑤ 座るだけじゃない!様々な使い方が可能

アーコールチェア 使い方

アーコールチェアの5つ目の魅力は、チェア以外にも様々な使い道があるということ。チェアとしての座り心地もさることながら、置いておくだけでも絵になる見た目は、おしゃれな空間作りにも心強いアイテムです。例えば、アーコールチェアをリビングの片隅や玄関先に置いて、座面の上に鉢植えを飾れば、カフェのようなグリーンインテリアの完成。あるいは、ベッド脇でスタンドライトや目覚まし時計を置くナイトテーブルとして使ってみるのも素敵ですね。本や雑誌、鞄など、ついつい出しっぱなしにしてしまうものがある場合には、アーコールチェアの上に置くようにするだけで、なんだかおしゃれなインテリアに見えてきてしまうから不思議です。アーコールチェアは軽くて移動も簡単なので、その時々の気分や必要に応じて、様々な場所で気軽に使うことができますよ。とくに使い道が決まっていなくても、とりあえず一脚、と取り入れてみることができる挑戦のしやすさも魅力ですね。

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さて、ここまでアーコールチェアの魅力を確認してきました。人々から愛され続ける人気の理由がお分りいただけましたか? 次の章ではいよいよ、アンティークで見つけることができるアーコールチェアのデザインをひとつずつ具体的にみていきましょう。

押さえておきたいアンティークアーコールチェアの定番デザイン一覧

1章のアーコールチェアの魅力その②でお話ししたとおり、アンティークのアーコールチェアには数え切れないほどのデザインが存在します。ここでは、その中でもアーコールの代名詞ともなったウィンザーチェアをベースとしたデザインを11種類と、あわせてチェックしておきたいペイントチェアとロッキングチェアについてご紹介します。

定番でありながらもバリエーション豊かな「フープバックチェア」

アーコール フープバックチェア

アーコールチェアの中でも定番中の定番といえるのが、こちらの「フープバックチェア」。シンプルでオーソドックスな形でありながらも、背もたれの丸みがほのかに可愛らしい印象を与えます。
フープバックチェアとひと口に言っても、実はその中にも様々な種類があるんです。分かりやすい違いといえば、背もたれのスポークの本数。4本・5本・6本の3種類があります。中でも希少なのは5本タイプ。また、画像のような6本タイプも人気です。

アーコール キッチンチェア

スポークの本数以外にも、いくつか異なるバリエーションが存在します。たとえば、こちらのフープバックチェア。先ほどと少しデザインが異なるのですが、どこが違うか分かりますか?
正解は、背もたれのフープの太さと脚の開き具合です。脚の開き具合は、比較的分かりやすいかもしれませんね。フープバックチェアの脚のデザインは、先ほどの画像のようにハの字に開いているものと、こちらの画像のように真っ直ぐなタイプの2種類があります。
フープの太さはお分かりいただけるでしょうか。先ほどのタイプだと、根元に向かって細く流れていくような形状ですが、こちらは根元の部分までしっかりとその幅を保持して、よりくっきりとした印象です。心なしか、こちらの方がやや平たくも見え、そのフラットな雰囲気が可愛らしさをより高めているように感じられます。
こちらの画像のようなデザインは、当時は「キッチンウィンザーチェア」とも呼ばれていたようです。

フープバックチェア

すっきりとしたスポークが並ぶデザインの他に、このような透し彫りが施された背もたれもあります。透し彫りのモチーフは、アザミの花(thistle)。スコットランドの国花でもあり、イギリス生まれのアーコールを象徴する花でもあります。
この「シスルバック」のデザインは、フープバックチェアの他にも、後でご紹介する「グランドマザーズチェア」や「グランドファザーズチェア」でも見つけることができますよ。

また、こちらのシスルバックのデザインに限らず、フープバックチェアにはアーム付きのものもあるので、お好みでアームの有無も選んでみてください。

アーコールお得意の曲げ木の技術が光る「クエーカーチェア」

アーコール クエーカーチェア

潔いカーブを描く背もたれが美しい、「クエーカーチェア」。伝統的なウィンザーチェアをデフォルメして、ここまでシャープな角度にしてしまうとは、と驚いてしまうほど、一度見たら忘れられないデザインのチェアです。アーコールお得意の、スチームで木材を湾曲させて成形する「曲げ木」の技術が存分に発揮された一脚です。
アーコールチェアの中でも人気が高く、他のモデルが廃盤となっていく中、現代でも発売されているロングセラー商品でもあります。
こちらもフープバックチェアと同様、アーム付きのデザインもありますよ。

アーコール スワンバックチェア

クエーカーチェアのことをお話しするなら、あわせて忘れずにご紹介しておきたいのが、こちらの「スワンバック」デザイン。
先ほどフープバックチェアのところでお話ししたシスルバックと同様の透かし彫りですが、モチーフはアザミの花ではなく白鳥になっています。ウィンザー城の湖畔に舞い降りる白鳥をイメージしているそうで、こちらもアーコールらしい上品なデザインですね。
このスワンバックの登場は、アーコールの歴史の中でも比較的新しく、1990年頃です。そのため、他のデザインに比べると数が少なく、お探しの方にとってはまさに見つけたときがチャンスだと言えるでしょう。

洗練された威厳が漂う「ゴールドスミスチェア」

 

アーコール ゴールドスミスチェア

ゆるやかな波を描くトップレールから、真っ直ぐなスポークが広がりをもって伸びていく「ゴールドスミスチェア」。無駄のないすっきりとしたデザインでありながらも、他にはない風格や特別感が漂います。
このゴールドスミスチェアのデザインの原型となったのは、今から250年以上も前に作られていた一脚の椅子です。その椅子は、18世紀の詩人/劇作家のオリバー・ゴールドスミスが所有していたことから「ゴールドスミスチェア」と呼ばれており、アーコールでもそのままその名前を採用したようですね。

ゴールドスミスチェア

アーム無しのデザインはすっきりとして、ダイニングチェアとしておすすめです。背もたれは首下までしっかりと支えてくれる高さなので、ダイニングでもゆったりとくつろぎながら過ごせます。
すでに廃盤となっているデザインですが、アンティークやビンテージでも比較的見つけやすく、このように何脚かそろえることも可能ですよ。

手に入りにくい希少なデザイン「スモーカーズチェア(カウホーンチェア)」

アーコール スモーカーズチェア

背もたれのトップレールとアームがひと続きになったデザインの「スモーカーズチェア」。このくるりとカーブした独特の見た目は、まるで牛の角のよう。そのため、別名「カウホーン(=牛の角)チェア」とも呼ばれています。
実はこのスモーカーズチェア、数が少なく、なかなか見つけられないデザインなんです。その希少性から、様々な種類があるアーコールチェアの中でも大変な人気で、どのアンティークショップでも入荷するとすぐに売り切れてしまうほど。
画像では背もたれの中央に背板が1本通っていますが、背板がなく全てスポークになっているデザインの方が主流です。背もたれの高さも、こちらの画像より低いつくりで、腰を支えてくれるようなローバックのデザインが多いですよ。

すっきりとしたフォルムが清々しい「スティックバックチェア」

アーコール スティックバックチェア

スモーカーズチェアに続いて、こちらも最近では見かける機会が減ってきている「スティックバックチェア」。先ほどご紹介したゴールドスミスチェアと通じるような印象もありますが、ゴールドスミスチェアと違うのは、トップレールを含めて全体的に直線的なデザインであるということ。そのためオーソドックスな印象も強く、どんなインテリアにも合わせやすいと言えるでしょう。さらに、軽さで知られるアーコールチェアの中でも一番の軽さを誇るのが、このスティックバックチェアなんです。軽量で扱いやすいというのも、日々の暮しには嬉しいですね。

スティックバックチェア アーコール

一見シンプルなデザインのスティックバックチェアですが、ぜひ注目して欲しいのが、その後ろ姿。背もたれのスティックが座面の下の方にまで伸びて、独特なアレンジの効いたデザインとなっているんですよ。
アーコールらしいシンプルさと他にはない個性がさりげなく共存している、見事なバランスのアーコールチェアです。

モダンな雰囲気の「エックスバックチェア(クロスバックチェア)」

アーコール エックスバックチェア

ひねりの効いたデザインが魅力の「エックスバックチェア」。ウィンザーチェアのスポークをクロスさせることで、おしゃれで現代的な見た目に仕上がっています。その見た目から「クロスバックチェア」と呼ばれることもありますよ。
さらに、この背もたれのX字型のデザインに合わせて、座面下の貫もクロスしたデザインになっているんです。他のアーコールチェアの貫はH型が基本という中で、このように気の利いたはからいには、アーコールの粋なセンスを感じますね。しかし、初期のエックスバックチェアはまだ通例どおりのH型の貫もあるようで、エックスバックチェアに限っては、H型の貫の方がレアということになります。お好みの方を探してみてくださいね。

デザイン性あふれる「シスルバックウィンザーチェア」

アーコール シスルバックチェア

ウィンザーチェアをさらにアレンジして、他の追随を許さないオリジナルなデザインとなったのが、こちらの「シスルバックウィンザーチェア」。単に「シスルバックチェア」と呼ばれることも多いようです。
アーコールはイギリス生まれのブランドですが、その洗練されたデザインから北欧家具と思われていることもしばしば。その点でいうと、こちらのシスルバックウィンザーチェアは、まさにイギリスと北欧の良いところ取りをしたようなデザインです。イギリスアンティークのような上品さを感じさせつつも、北欧家具のような温もりと程よい静けさが感じられますね。3本の背板にそれぞれアザミの花の透し彫りが施された贅沢なつくりは、お部屋の中でもパッと目を惹きます。こだわりのインテリア作りには、このようなデザイン性の強いアーコールチェアを取り入れてみるのも良いですね。

くつろぎのリビングチェアにぴったり「グランドマザーズチェア(ウィンザータブチェア)」

アーコール グランドマザーズチェア

さて、ここからはリビングでくつろぐのにぴったりなアーコールチェアもご紹介していきましょう。まずは、こちらの「グランドマザーズチェア」。当時のアーコールのカタログには「ウィンザータブイージーチェア」という名前で掲載されていますが、次にご紹介する「グランドファザーズチェア」よりもワンサイズ小さなつくりのため、このような呼び名が広まったようです。

座面が低く、広さもあるため、全身をあずけてのんびりとくつろぐことができるチェアです。
画像はシスルバックのデザインですが、シンプルにスポークだけのデザインもあります。比較的大きさはありますが、アーコールらしい主張の強くないデザインなので、すんなりと空間に馴染んでくれますよ。上質な空気が漂うリビングにぜひ取り入れたい一脚です。

さらにゆったり座りたいなら「グランドファザーズチェア」

アーコール グランドファザーズチェア

先ほどのグランドマザーズチェアよりもひと回り大きなサイズなのが、こちらの「グランドファザーズチェア」。こちらは当時のカタログにも「グランドファザーズチェア」の名前で掲載されています。大きくゆったりと構えた姿で、まさに名前のとおり優しく包み込んでくれるような大らかさが魅力です。座面も背もたれも広々と大きく、男性でも体を伸ばしてくつろげますし、赤ちゃんや小さなお子さまを抱きながら座っても窮屈さを感じないつくりが嬉しいですね。きっとお部屋の中でも特別な場所となりますよ。

抜群の座り心地で大人気「チェアメーカーズチェア」

アーコール チェアメーカーズチェア

「椅子職人のためのチェア」という名前の、こちらの「チェアメーカーズチェア」。その名前からうかがい知れるとおり、座り心地の良さで人気があります。グランドマザーズチェアやグランドファザーズチェアほど座面は広くないので、その分しっかりと体が包まれているようなフィット感があります。

先ほどご紹介したスモーカーズチェアを大きくしたようなデザインで、より一層の高級感が感じられますね。スモーカーズチェアと同様に、こちらもアンティークでは滅多に出会えない貴重なデザインです。そのため、価格も少し高めに感じられることも多いかもしれませんが、その座り心地の良さと希少さを考えれば、妥当なものと思えるでしょう。また、時代を経る中で少しずつマイナーチェンジを遂げてきた現行品もあります。「アンティーク」にこだわらない方は、現行品にあたってみるのも良いかもしれませんね。

クッション付きでのんびり過ごせる「ラウンジチェア」

アーコール イージーチェア

アーコールチェアは、クッション付きのラウンジチェアもたくさんの種類があります。座面・背もたれ共にクッションがついて、ふっかりと優しく包まれるような掛け心地が魅力です。読書や映画鑑賞など、お部屋でのんびりと過ごす際にぴったりですね。
こちらは、こげ茶色の木肌に上品な花柄のファブリックが映え、クラシカルな雰囲気が漂うデザイン。アーム部分もすっきりとした無駄のないつくりで、すんなりと空間に溶け込んでくれそうです。

アーコール ラウンジチェア

一方、こちらのラウンジチェアは、明るい木肌にやわらかなグリーンのファブリックの組み合わせが、なんとも優しい印象です。アームのデザインも先ほどと比べて少し凝っていますね。
アーコールのラウンジチェアは、当時オリジナルのファブリックの柄も注目したいポイントなんです。優雅な花柄や、ポップな単色など、ファブリックによっても印象が変わるので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができますよ。

アーコールのラウンジチェアをお好みのファブリックに変更できます!

ラフジュ工房で販売しているアンティークのアーコールラウンジチェアは、お好みでファブリックを変更することも可能です。ご希望のカラーや柄がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

ペイントのアーコールチェアも可愛い

アーコールチェア ペイント 白

最近では、ペイントが施されたアーコールチェアも人気ですよね。白をはじめ、淡い水色や淡いグレーなど、シャビーな雰囲気に仕上げられたものが多く見受けられます。流行のカフェ風インテリアや、シャビーシックインテリア作りにもぴったりの佇まいです。

アーコールチェア ペイント 黒

また、ペイントカラーが異なれば、見た目の雰囲気もガラリと変わります。こちらは、マットな黒色ペイントを施したエックスバックチェア。背もたれと貫のクロス部分にはあえてペイントを施さないことで、モダンな雰囲気のバイカラーデザインになりました。ひと味違ったアーコールチェアを楽しみたいという方は、このようにリペイントされたものを探してみるのもおすすめですよ。

アーコールチェアをお好みのカラーにペイントできます!

ラフジュ工房で販売しているアンティークのアーコールチェアは、お好みのカラーにペイントすることも可能です。ご希望のカラーがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

アーコールのロッキングチェアも要チェック

アーコール ロッキングチェア

アーコールチェアの中には、実はロッキングチェアタイプのものもあるんです。しかしながら、アンティークやビンテージとなると、ソリの部分の消耗もあり、良い状態で残っているものは少ないのが事実。そのため、通常のアーコールチェアよりもロッキングタイプのアーコールチェアは希少なんですよ。
デザインは、「フープバック」「クエーカー」「ゴールドスミス」「スモーカーズ」「グランドマザーズ」「グランドファザーズ」「チェアメーカーズ」がありますが、やはり「スモーカーズ」と「チェアメーカーズ」は珍しく、出会える機会も少なければ、価格も10万円以上することがほとんどです。
誰もが一度は憧れるロッキングチェア。アーコールであれば飽きのこないデザインで、きっと長く愛用できること間違いなしです。気になる方はロッキングタイプのアーコールチェアも要チェックですよ。

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少々長くなりましたが、アンティークアーコールチェアの定番デザインの種類をご紹介しました。人気デザインの大部分は網羅しましたが、実はこの他にもまだ違うデザインのアーコールチェアがあるんです。本当にその種類の多さには驚かされます。気になる方は調べて見てくださいね。
さて、様々なデザインのアーコールチェアを見たところで、次の章では、アーコールチェアを使ったお部屋作りについて考えていきましょう。

アンティークのアーコールチェアを使ったインテリア実例10選

1章のアーコールチェアの魅力④でもお伝えしたとおり、アーコールチェアは様々なインテリアテイストに馴染んでくれます。ここでは、その具体例となる10のお部屋と、ちょっとしたコーディネートのコツをご紹介します。お好みのコーディネートがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

クエーカーチェアでカジュアルなカフェ風ダイニング

アーコールチェア カフェ風

ブラックペイントの食器棚をアクセントにした、カジュアルなダイニング。
ダイニングテーブルはシンプルなつくりのものを選び、クエーカーチェアの独特な形を惹き立てています。テーブル天板からのぞくシャープな背もたれが素敵ですよね。
一見シンプルなダイニングテーブルですが、鉄脚部分には食器棚と同じくブラックカラーのペイントが施されているので、さりげなく、お部屋全体に統一感をもたらしてくれています。

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白いペイント家具×フープバックチェアでシャビーシックな空間

アーコールチェア シャビーシック インテリア

ホワイトペイントのアンティーク家具と合わせたコーディネートです。白とこげ茶色の2色をメインにまとめて、清潔感と温もりを感じるお部屋に仕上がっていますね。
白を基調としたシャビーシックな空間作りは、なんだか落ち着かなかったり、寂しい印象になってしまうこともありますが、このように温かな木肌のアーコールチェアが加わることでバランスがとれるんですよ。
シスルデザインのフープバックチェアで甘さと上品さをプラスし、程よくガーリーな雰囲気になりました。

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デザイン違いのアーコールチェアで爽やかなミックススタイル

アーコール ダイニングチェア バラバラ

淡いフレンチシャビーなペイント家具を、ダイニングテーブルのブラックカラーとアーコールチェアの濃いこげ茶色で引き締めた、ミックススタイルのインテリア。
爽やかさがありながらも、西洋家具で作るような重厚でクラシカルな雰囲気も併せ持った絶妙なバランスのコーディネートです。
ダイニングチェアに用いたアーコールチェアは、クエーカーチェアとゴールドスミスチェアの2種類。形が異なっても違和感はなく、むしろその“外し”のコーディネートが効いています。さらに、全く違うデザインのアンティークチェアも合わせて、このようにバラバラのダイニングチェアを楽しむのも良いですね。

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シスルバックチェアで西洋アンティークのようなエレガントスタイル

シスルバックチェア インテリア アーコール

上質な雰囲気が漂うエレガントなダイニング。クラシカルで品のある空間には、アーコールチェアの中でもやっぱりシスルバックウィンザーチェアがおすすめです。先ほどとは逆に、チェアは4脚全て同じデザインでそろえて格式高さを演出しています。フランスビンテージのパーケット天板のダイニングテーブルとも、もともとセットであったかのように相性は抜群ですね。
その他の家具とも色味を合わせて、まとまった落ち着きのある優雅な空間に仕上がっています。

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スティックバックチェアで清々しい印象のナチュラルダイニング

アーコール ナチュラル ダイニング

爽やかで明るいナチュラルダイニング。スティックバックチェアのすっきりとしたデザインと、食器棚の淡いグリーンのペイントカラーが清々しいコーディネートです。
こちらのお部屋も、4脚同じデザインのチェアをそろえて、凛とした統一感を醸し出しています。チェアのカラーは、お部屋のナチュラルな雰囲気に合わせて、アーコールの中でも明るい色合いを選びました。ダイニングテーブルも同様に明るい色味で、さらにスティックバックチェアに合わせて脚がほっそりとしたデザインをチョイス。そのため、全体的にすっきりとした印象が保たれています。

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ラウンジチェアでゆったりくつろぎのリビング

アーコールチェア リビング インテリア

アーコールのラウンジチェアを取り入れたリビングコーディネート。淡いグリーン、白、木材の茶色の3色で全体をまとめたことで、やわらかな雰囲気が漂っています。
ソファや建具と合わせて、ラウンジチェアにもアクセントカラーの淡いグリーンを取り入れました。気持ちが安らぐような色遣いで、リビングにぴったりですね。
大きな3人掛けソファ+ラウンジチェアで、家族みんなでゆったりとくつろげそうなリビングです。

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ゴールドスミスロッキングチェアでレトロなアトリエ風書斎

アーコール ゴールドスミス ロッキングチェア

アーコールのロッキングチェアを取り入れたインテリア。レトロで温かみのある飴色家具でそろえたアトリエ風の書斎です。
レトロな雰囲気に合わせて、お部屋の中央には丸天板の可愛らしいコーヒーテーブルを置きました。集中して作業をした後は、ロッキングチェアに揺られてお茶をしながらのんびり休憩…なんて良いですね。
ゴールドスミスの堂々とした佇まいのおかげで、空間が甘くなりすぎず、適度に気持ちが引き締まる書斎に仕上がっています。

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アーコールならではの木味を活かしたレトロな和風ダイニング

アーコールチェア レトロ ダイニング

少し暗めの色合いの木製家具で作った、レトロな和風ダイニング。ダイニングチェアには、アーコールのフープバックチェアと、ほのかに民芸の香りが漂う和製ビンテージのウィンザーチェアを組み合わせています。フープバックチェアのシンプルなデザインのおかげで、このように異なる国で生まれた家具同士を合わせてもしっかりと馴染むんですよ。また、ダイニングテーブルはデンマーク製の北欧ビンテージを使用しています。艶やかなテーブル天板が上質な空気を生み出していますね。丸い形も空間のアクセントになって、ひと味違った和風インテリアが楽しめます。

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アーコールのダイニングセットで和×北欧のミックススタイル

アーコールチェア 北欧 インテリア

こちらは、明るい木肌の家具を使った、ナチュラルな和風スタイル。畳のスペースを活かしつつ北欧家具を取り入れた、和×北欧のミックスコーディネートです。
手前のダイニングスペースには、明るい色合いのアーコールのダイニングセットを取り入れました。アーコールらしいシンプルな丸天板のダイニングテーブルとフープバックチェアの組み合わせが、流行の北欧スタイルにぴったりです。お部屋全体で見た場合でも、畳のやさしい若草色や白いソファともよく溶け込んでいるのが分かりますね。

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グランドファザーズロッキングチェアで上質な空気が漂う和モダンリビング

アーコール ロッキングチェア インテリア

アーコールのロッキングチェアを取り入れたリビングコーディネート。大型ソファやガラステーブルなどの現代ブランド家具と、収納棚や座卓などの時代和家具を組み合わせた和モダンスタイルのお部屋に、グランドファザーズロッキングチェアを合わせました。ロッキングチェアのシックな色合いとシスルバックのデザインが、上質な空間にさりげなく華を添えています。
時代も国も越えた家具をうまく組み合わせて、品の漂う大人な空間に仕上がっていますね。どんなテイストにも馴染みやすいというアーコール家具の魅力がよく分かる実例です。

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最後に

アーコールチェアの魅力から、人気のアンティークの種類、インテリア実例までたっぷりとご紹介しました。いかがでしたか?
もともとアーコールのファンだという方も、これからアーコールチェアに挑戦するという方も、記事の内容を楽しんでいただけたなら嬉しいです。
シンプルで、時が経ってもずっと愛用していける普遍的なデザインが魅力のアーコールチェア。ぜひお気に入りのデザインを集めて、素敵なインテリア作りを楽しんでくださいね。

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