毎日くつろぐリビング、家族の食卓をまかなうキッチン、ゆっくりと体を休める寝室。部屋をすっきりと保つために、各部屋ごとに必要なものをきちんと分けて収納するのは必須ですよね。
そんなどの空間にもさりげなくある「収納棚」は、実は統一感のあるコーディネートの鍵を握っているのです。中でもレトロなガラスの収納棚は、透明で威圧感が少なく、ガラスが反射することにより部屋に光を取り入れてくれます。
今回はダイニングやリビング・仕事部屋など使うシーンを選ばない、ガラス収納棚を活用したラフジュのお部屋をご紹介します。イギリスアンティーク調の空間にも、白を基調とした爽やかな空間に置いても雰囲気を損ねないレトロな万能家具。
それでは早速、部屋をまとめるための家具の観点で見た実用例をご紹介いたします。
目次
上品なブックカフェ風リビングで、大好きな本を開く。
本と格別な時間をゆっくり過ごすための、自分だけの小さなブックカフェがテーマです。書き物もこなせる片袖机や、部屋中央に置かれたアームチェアとイギリス製の小さな彫刻テーブル。シックで上品な色合いの家具を中心に、大好きな読書をより身近に感じる空間になりました。
トーンとガラスの種類を合わせることで、部屋に統一感を。
書庫として選んだのは、アンティークペイントの収納棚を。テレビ台には背の低い昭和レトロなガラス棚をチョイス。色はトーンを低めで合わせることで、反発し合わないコーディネートを意識しました。
そして2つともモールガラスを使用した家具を選ぶことで、統一感をプラス。空間を引き締めながらも、レトロなガラスが部屋の雰囲気をやわらげています。
パーテーションで空間を使い分け。音楽とアンティークを楽しむ部屋
あたたかな音色に誘われるオルガン教室。生徒さんが座る回転椅子や、休憩室のサイドテーブルは、アンティークオルガンの雰囲気に合わせた飾りのある家具をチョイス。
ナチュラルなカラーリングのソファや、かわいらしいシャビーなペンキの衝立を取り入れることで、上品な雰囲気の中にやわらかさをプラスした空間にまとめています。
シンプルなゆらゆらガラスが、部屋をすっきりとした印象に。
オルガンの雰囲気に合わせて選んだ家具は、エレガントなフォルムのものが多いので、楽譜や絵本・雑誌が置かれている待合スペースの書籍棚は、装飾のないゆらゆらガラスをセレクト。
扉の上部が曲線でさりげなく枠取られており、シンプルかつほかの家具との調和もとれています。
ブルーペイントの食器棚にカラフルな食器が映えるカフェ風ダイニング
イギリスのファンタジー映画に出てくるようなダイニングルームをイメージしたお部屋です。絶妙なグレーの色味の食器棚と収納棚をポイントに、センターテーブルや椅子・本棚はナチュラルな茶系の家具で統一しました。
収納もしっかりの、機能的でかわいらしい、毎日の家事が楽しくなるリビング空間が広がっています。
普段使いのお気に入りの器をインテリアとしても活用し、生活感溢れるコーディネートを。
みんなの目につくリビングの食器棚は、お気に入りの器やキッチン用品をおしゃれに収納。レトロな印象を与えるモールガラスの収納棚もおすすめですが、ここでは透明感のあるゆらゆらガラスと気泡ガラスのものを選びました。
色味を抑えた食器棚には、ビビッドなカラーの雑貨も映えます。ディスプレイを存分に生かした収納で部屋が賑やかになります。
最後に
自分がその部屋でどんな時間を過ごしたいのか考え、どの家具をポイントにするのか決めると理想の空間の輪郭が見えてきます。今回のケースだと、お気に入りの収納棚があるリビングであったり、くつろぎの空間の調和をはかるための収納棚であったり。
レトロなガラス棚が空間にもたらすもの。ぜひ今後の収納棚選びの参考にしてみてください。
