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ダイニング 椅子 バラバラ アンティーク家具について

バラバラの椅子で囲むダイニング。アンティークを使った参考例14選

海外インテリアなどでよく見かける、バラバラな椅子でコーディネートされたダイニング。そのバラバラ具合がなんともおしゃれで、真似してみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アンティークの椅子を使ったバラバラチェアのダイニングコーディネートをご紹介。初めて挑戦する方でも簡単に真似できるように、ちょっとしたコーディネートのコツも一緒に伝授します!
まずは同じデザインの椅子を1組取り入れた比較的挑戦しやすいスタイル、次に同じデザインではなく似たデザインでそろえてみるスタイル、最後に全部が全く異なるデザインの椅子を集めた完全なバラバラスタイル、と3段階に分けてご紹介します。さらにその中でも、挑戦しやすい順にいくつかの実例をご紹介していきますよ。
一点ものが多いアンティークだからこそ、自由な発想で様々な組み合わせを楽しみましょう!

バラバラチェアコーデに挑戦する前に。押さえておきたい2つのポイント

まずは、バラバラチェアのコーディネートに挑戦するときに知っておきたい、2つの基本ポイントをご紹介します。

ポイント① 椅子の色か形のどちらかを統一する

ダイニングアンティークチェア
初心者さんでも失敗しないポイントとして、まず押さえておきたいのが、椅子の色か形のどちらかは統一するということ。
「形はバラバラでも、色は深めのこげ茶色で統一する」や、「同じ形の椅子だけど、それぞれ好きなペイントカラーのものを選ぶ」などと決めておくと、コーディネートにまとまり感が生まれます。

ポイント② アクセントを追加してみる

シンプルな椅子
もう一歩踏み込んでバラバラチェアのコーディネートを楽しみたいという場合には、あえて“外してみる”のもおすすめ。
明るい木の色の椅子を3脚そろえたら、あとの1脚は白いペイントのものにしてみたり、3脚は似たようなデザインだけれど、1脚だけ全然違うデザインのものを選んでみたりと、一部のチェアの色や形をあえて変えることで、アクセントとして際立ちます。

これらのポイントを押さえて、それでは早速、次の章から実際のコーディネート例をみていきましょう。

同じデザインの椅子を1組取り入れる

まずは、バラバラといっても、その内の1組は同じデザインの椅子を取り入れるコーディネートをご紹介します。それほど難易度も高くないので、初心者さんでも挑戦しやすいですよ。アンティークでも、同じデザインの椅子が見つかることもあるので、探してみてくださいね。

同じデザインの椅子を2組ずつ取り入れる

ウィンザーチェア

カントリーテイストのウィンザーチェアを2組ずつ取り入れたコーディネートです。ウィンザーチェアとは、背もたれにスティックが並んだデザインの椅子のこと。よく見かける馴染みのあるデザインではないでしょうか。背もたれの形が四角いものと丸いものという違いはありますが、同じデザインがそれぞれ2脚ずつそろっているので、バラバラというよりもまだ統一感が感じられますね。

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クラシカル ダイニング

格式高さの漂うクラシカルスタイルも、全てのチェアを同じもので統一しなくてもOK。こちらのコーディネートのポイントは、椅子の形をそろえたことです。背もたれの高さのあるチェアで合わせることで、見た目のデコボコ感を軽減させています。ちょっとしたデザイン違いが、かえっておしゃれに見えませんか?

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同じデザイン1組+違うデザイン

和モダン ダイニング

同じデザインの椅子1組に対して、似たものよりも少し離れたデザインの椅子を合わせると、よりバラバラ感が生まれます。
こちらのコーディネートでは、ワイコムチェアにウィンザーチェアをプラス。さらにテーブルの両脇には、デザインがバラバラなスツールを取り入れています。スツールは、急な来客時など、テーブルを囲む人数が増えたときにも重宝するアイテムです。
インテリア全体で共通しているのは、なるべく明るめの木味のものを取り入れていること。洗練された和モダン空間に仕上がっていますね。

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ペイントベンチ ダイニング

こちらのダイニングでは、左手前と一番奥の折りたたみ式チェアがおそろいです。その2脚の間に、同じような素材感の木製チェアを置いてうまく馴染ませました。その統一感を程よく外しているのが、アクセントとして取り入れた、温かなホワイトカラーのペイントベンチ。色も形も変化が生まれています。

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ペイント家具 ダイニング

同じデザインのチェアでも、ペイントカラーが異なると、程よいバラバラ感が生まれます。
こちらのダイニングでは、同じデザインの椅子を3脚。それぞれ座面や背もたれなど一部にだけ施されたペイントカラーが可愛らしいですよね。その中にあえて1脚だけペイントされていない木製チェアを合わせています。周りの淡いペイントカラーに合わせて、座面はやわらかなアイボリーのリネン素材をチョイス。雰囲気に統一感はありつつも、様々なカラーで楽しいダイニングに仕上がっています。

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ナチュラル ダイニング

こちらのコーディネートでは、同じデザインのスツールと、それぞれ印象の異なるチェアを2脚使っています。形も違えば布地の色も違いますが、色味のトーンは落ち着いたもので合わせることで、全体的にうるさくなりすぎず、それぞれの個性がしっかりと楽しめます。あえて木部の色味はそろえているのもさりげないポイントですよ。

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似たデザインの椅子を1組そろえる

ここまで、同じデザインの椅子を取り入れたコーディネートをご紹介しました。しかし、やはりアンティークでは、同じデザインのものが見つからないということもしばしば。そんなときは、似たようなデザインの椅子を見つけて、うまく活用してみましょう。

似たデザインで色味をそろえる

アンティーク レトロ ダイニング

二人暮らしでも、あえてそれぞれ違った椅子を選ぶとおしゃれです。ダイニングテーブルと合わせた深みのある木材の色と、彩度の低いシックなトーンの座面を選べば、もともとこのようなセットであったかのような雰囲気に。背もたれのデザインも似ていますが、よく見ると左手の椅子はてっぺんがわずかにカーブを描き、右手の椅子は脚先に可愛らしいアレンジが施されています。似ているけれど少しずつ違う、というのがミソですね。

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似たデザイン1組+ベンチ

ダイニング ベンチ インテリア

少しカジュアルなテイストのレトロダイニング。木味を活かしたダイニングテーブルに合わせて、素朴なベンチを合わせています。チェアも同じ素材感のものを選んでいますが、そのデザインは、左手の背もたれが3本スティック、右手は細い5本スティックと、わずかに違います。座面の布地も、青を取り入れたボーダーとシンプルなベージュであえて外しているのがポイントです。

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ダイニング 和モダン アンティーク

先ほどと同様にシンプルな木製ベンチを合わせた例です。こちらのダイニングは、全体的に深みのあるこげ茶色でまとめて、やや和風寄りのテイストに仕上がっています。椅子の座面もしっとりと落ち着きのあるものを選んでいますね。和をイメージさせるうぐいす色の座面がアクセントとして活きています。さらにもう一つ、さり気ないワンポイントとして、一番手前の椅子の背もたれにはアンティークならではの透かし彫りが。空間にさらなる上品さが漂います。

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似たデザイン1組+違うデザイン

ダイニング チェア バラバラ

さて、少しずつ組み合わせが複雑になっていきますよ。
こちらのコーディネートは、まず、同じデザインの椅子を1組用意。左手前とその向かいの椅子です。しかし布座面の色はバラバラに。そして、それらと似たデザインの椅子を右手前に配置。先の2脚よりもやや濃い木肌に、座面は青地にドット柄です。これだけでも程よいバラバラ感ですが、その向かいには、この3脚とは全く異なるデザインの椅子を置きました。木肌の色は向かいのドット柄座面の椅子と統一していますが、座面には革が使われ、まさしく「異素材」と呼ぶにふさわしい佇まいです。
この椅子の存在が全体の中のアクセントとして際立っているので、ここで合わせるスツールは、シンプルなもので主張しないのが吉ですよ。

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アンティーク ナチュラル ダイニング

お次は、明るい木色でそろえたダイニング。手前のチェアと対角線上のチェアは、これまで同様に似たデザインで合わせています。そこを基準に、まずは右手のチャーチチェアを追加。かつて教会で使われていたこの椅子は、雰囲気のある佇まいで、アンティークチェアの中でも人気なんです。他の2脚と色味が同じなので統一感がありつつも、当時は聖書などを入れていたという背もたれのポケットが、ちょっとしたアクセントになっていますね。
そして差し色としてもう1脚合わせたのが、淡い水色のペイントチェア。座面だけでなく背もたれも布地張りで、他の3脚とはまた違った雰囲気が出ています。複数あるうちの1脚は、このように全然違ったものを合わせても変化が出ておしゃれですよ。

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全く違うデザインでそろえる

最後に、全ての椅子を全く異なるデザインでそろえた場合のコーディネート実例をご紹介します。全く違うデザインといっても、やはりその裏にはかすかな共通点が結ばれているんですよ。

ベントウッドチェア ダイニング

全ての椅子を全く違うデザインでそろえる場合、やはり一番挑戦しやすいのは、色味を統一することです。こちらのダイニングでは、全体を深いこげ茶色でまとめることで、落ち着きを感じさせるクラシカルな空間に仕上がっています。さらに、実はこれら4脚の椅子は、すべてベントウッドチェアを使用しているというのもポイントです。ベントウッドチェアとは、美しい曲線のシルエットが特徴の椅子のこと。この曲線は、蒸気を使ってやわらかくした木材を曲げることで生み出されています。削り出すのとはまた違ったしなやかさが上品な雰囲気を醸し出してくれますよ。
ベントウッドチェアだけでなく、アーコールやG-PLANなど人気ブランドの様々なシリーズを集めてみるのも良さそうですね。一見バラバラのデザインでも、分かる人には分かるさりげない統一感が潜んでいる、というのも粋なものです。

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イギリスアンティーク ダイニング

こちらもまずは木材の色味を統一しています。それぞれのチェアの形は全く異なりますが、同じイギリスアンティークらしい優雅なデザインであることも共通していますね。ファブリックの色はやさしいゴールドとシックなブルーで、しっとりと落ち着いた大人の時間が流れるようです。上級者さんは、このようにある程度テイストを統一することを意識しながらも、自由な組み合わせを楽しんでみましょう。
このとき、お部屋の奥にあるペイント飾り棚と合わせた青い色味をチェアに取り入れているのも、コーディネートのちょっとしたポイントです。

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バラバラ ダイニングチェア

明るいナチュラルテイストのダイニングだって、バラバラチェアを楽しめます。
こちらのコーディネートでは、淡い水色をうまく使っていますね。リネン座面のペイントチェアに、マットなペイントスツール、こちらも水色の座面のチャイルドチェアを組み合わせて、それぞれ違う椅子でありながらも違和感なく馴染んでいます。外しで取り入れたのは、木味を活かしたこげ茶色の折り畳みチェア。
インテリア全体で、水色、白、こげ茶色の3色をメインに使っています。このように色遣いを意識すれば、このようなバラバラコーディネートもお手のもの。まずはインテリア全体で3色におさめる、というのが挑戦しやすいですよ。
そこから徐々に、自分のセンスで色数を増やすなど、インテリアづくりを楽しんでいけると良いですね。

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最後に

一点もののアンティークで作る、バラバラのダイニングチェアコーデをご紹介しました。いかがでしたか?
アンティーク家具がお好きな方はもちろん、ダイニングチェアに「アンティーク」という選択肢を考えていなかった方にも、読んでいただけていたら幸いです。
記事の中で色々とコツをお伝えしてきましたが、インテリアづくりに「こうでなければいけない」というルールはありません。記事の内容を参考にしながらも、ご自分やご家族の「こうしたい」という気持ちや「こうしてみたらどうだろう?」というちょっとした冒険なども大切にしながら、心地よく過ごせるダイニングコーディネートを楽しんでみてくださいね。

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