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ラフジュ店長が疑問にお答え!「古い家具は魅力的だけど、古いからこそ天板の強度が心配…。補強ってやってもらえるの?」

こんにちは!ラフジュ工房店長の岩間守です。

今回取り上げさせていただくのは、「天板の補強」について。

アンティークや中古の家具のご購入をお考えの方の中には、

古い家具って味わいがあってすてき!…でも作られてから何年も経っているものだし、強度は問題ないのかな?

リビングに置いて、テレビ台として使えたらいいな~なんて考えているんだけど、そもそもテレビの重さに耐えられるの?


と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

そんな疑問に結論からお答えしますと、

確かにそのままの状態では耐久性に不安が残るものも中にはありますが、きちんと補強さえしてあげればそんな心配もご無用!アンティークの趣はいかしつつも、「実用品」としてしっかりお使いいただけますよ。

天板の補強をご依頼いただいた場合、当店で行っている方法は基本的に以下の3パターンになります。

① ヒノキ無垢材の板を上から取り付ける

② 内側から板状の補強材を取り付ける

③ 内側から角棒状の補強材を取り付ける

(※引き出し仕様の商品には、追加で加工が必要な場合もあります)

今回は上記それぞれの方法について、画像たっぷりでご紹介していきたいと思います!

ちなみに今回の記事とは別に、天板の強度が心配な方へ向けて書かせていただいた記事がもう1つありますので、もしよろしければそちらも併せてお読みくださいね。

見た目のアクセントにも!上から新しい天板を取り付けてより頑丈な印象に

それではまず最初にご紹介する方法がこちら!

本体の幅・奥行に合わせてカットした板を、こんな感じで上部に取り付けるパターンです。

使用するのは厚さ24mmのヒノキ無垢材の板。

ヒノキは古くから神社仏閣の建築資材としても用いられてきた、耐久性に非常に優れた木材です。

さらには耐湿・耐水性にも優れているため、まさに天板としてはうってつけの素材なんですね。

ただ!上から新たに天板を取り付ける場合、見た目の違いには予めご注意いただきたいです。

特に家具の木目に強いこだわりをお持ちの方の場合には、天板(ヒノキ材)の木目と本体の木目が違うことがどうしても気になってしまう、ということもあるかもしれません。

例えば色味に関してであれば、天板と本体のお色が違和感なく馴染むよう、当店職人が1点1点慎重に色合わせを行うのですが、木目の違いに至っては正直なところどうしようもありません。

今の木目の雰囲気がとても好みだから、極力見た目を変えたくないな。

という方は、次項でご紹介する内側からの補強をご検討いただければと思います。

また、見た目についてもう1点だけお伝えさせていただきますと、当店では天板を取り付ける際、前面・側面は本体より数ミリ出っ張った状態にて仕上げさせていただいています。

設置場所のご都合や見た目の好みなど、

側面はフラットな方がいいな~。

本体からはみ出さないようにしてもらうことはできないかな?

といった具合に天板の出方についてご希望がある場合には、ぜひご遠慮なくご相談くださいね!

気になる見た目はそのままに、内側からしっかり補強!―板材ver.―

続いてご紹介するのが、家具の内側から補強をする方法です。

内側からの補強方法には2つのパターンがある、というのは冒頭でお伝えした通り。

始めにご紹介するのは、内部に板状の補強材を取り付ける方法です。

こちらが実際に補強材を取り付けた後の状態。

外からだとさすがに分かりにくいですね(笑)

中はこんな感じになっています。

上から天板を取り付けるのと同様、上に置いた物の重みを面で支えてくれるイメージですね。

ちなみに、

上からと内側から、どっちの方がより強度があるの?

といったご質問もよくいただくのですが、これはもう見たままズバリ、上から新たな天板を取り付けた場合の方が強い!とお考えいただいて問題ありません。

しかも、内側から補強を入れるよりも若干加工費がお安いです(笑)

ですが、ここで安易に「よし!じゃあ上からの補強で決まり!」と決めてしまうのはちょっと危険ですよ!

というのも、内側からの補強もテレビなど置くぐらいであれば全くもって問題ありませんし、天板は見た目のイメージを変える大切なポイントでもあります。

例えばのお話として、上でパンをこねたりするような作業台として使いたい、ということであれば上から天板を取り付けるべきですが、そこまでハードな使い方はしないかな…ということなら内側からの補強で十分といえます。

そのため皆さんには大前提として、

商品の見た目的にどちらが好みなのか?

・その家具の用途は?

という2点を踏まえた上で、ご希望をお聞かせいただければと思います。

見た目の話でいうと、それこそ桐箪笥のようにその木材特有の木目の美しさが家具のアピールポイントになっているような場合には、できるだけ見た目を変えないように内側からの補強を…という考え方で大丈夫です!

その上で、職人が各商品ごとの構造・仕様を基に最適な補強方法にてご対応させていただきますので、どうぞご安心ください!

気になる見た目はそのままに、内側からしっかり補強!―角棒材ver.―

さて、内側からの補強方法には角棒材を使用するパターンもあります。

お品物の構造によるため一概にはいい切れませんが、角棒材での補強は水屋箪笥に比較的よく用いられる方法でもあります。

なぜ水屋箪笥なの?

と思われた方!

続けて、以下の画像をご覧ください。

天板が何枚かの板によって形成されている、かつ木目が縦方向に並んでいるのがお分かりいただけたでしょうか?

実は水屋箪笥の天板は、こういった作りになっているものが多いんです。

そしてこの木目の向きが、内側から補強を入れるにあたっては見逃せない大切なポイントなんです!

木材には木目の方向に沿って割れやすい性質があるというのは、皆さんご存知でしょうか。

木目に沿って割れる?どういうこと?

という方は、薪割りや割り箸をイメージしていただけると分かりやすいかもしれません。

この性質は木材が家具として形を変えた後でも無論例外ではなく、先ほどの画像の商品のように天板自体の木目が縦方向であった場合、上から大きな力が加わると天板は縦にバキッ!と割れてしまうはずです。

これを防ぐためには、補強を横方向に入れてあげる必要があります。

天板の裏側・中央付近に横長の角棒材を取り付けてあげることによって、さながら屋根を支える梁(ハリ)のように、天板にかかる荷重にも耐えられるようになる!というわけなんですね。

引き出しが引っかかって補強材を入れられない!そんなときには「切り欠き」で問題解決

ここまで、当店で行うことのできる天板の補強方法について、3つのパターンをご紹介させていただきました。

しかしながらご注意いただきたいのが、構造上現状ままの状態では内側からの補強を入れられないお品物も、中には存在するという点です。

例えばこちらの商品のように、天板下すぐに引き出しが付いているもの。

こういった引き出しタイプの家具(チェスト、箪笥など)で、引き出しと天板の間に補強を入れる隙間がない=補強を入れることで引き出しが収まらなくなってしまう場合には、最上段の引き出しにちょっとした加工を施させていただくことがあります。

当店では「切り欠き」と呼んでいるこの加工、要は引き出し側面をカットする加工なのですが…。

切り欠きをしていない引き出しと見比べてみると、側面の違いがよく分かりますね!

側面が段差になっているこの分だけ内部に余裕がうまれるので、補強材を入れてもきちんと引き出しを収めることができるんです。

内側から補強を入れたいけど、わたしがほしい箪笥にはどう見ても補強材を入れる余分なスペースはなさそう…。

なんて諦めようとしていた方。

この方法なら、見た目も強度もバッチリな家具を手に入れられるかもしれませんよ!諦めてしまうその前に、ぜひ一度ご相談いただけたら嬉しいです。

天板補強は強度アップのためだけじゃない?厄介な「たわみ」も防いでくれるんです

ここまでお読みいただいた方なら、きっともう天板の補強パターンについては十分お分かりいただけたかと思います。

しかし!

天板補強には単純に強度アップという点以外にも、もう1つ大きなメリットがあるんですよ。

そのメリットというのが、「たわみ」を防ぐというもの。

「たわみ」と聞いてピンとこない方は、本棚に重たーい本を並べて置いておいたときのことを想像してみてください。

まさにこのような状態が、板がたわんでいる状態です。

これがもし天板だったとしたら、たわんだ部分がその下にある引き出しや引き戸に干渉し、開け閉めに影響が出てしまうことでしょう。

たわみがひどい場合には、開けることができなくなってしまう可能性だって考えられます。

天板補強をしておけば、そんな事態も未然に防いでくれるんですよ。

いくらアンティークの家具とはいえ、実用品として長くお使いいただくのであれば、こういったたわみによる影響は見過ごせない点ですよね。

天板補強ってやっておいた方がいいの?

と悩まれている方は、こういったところも判断材料にしていただくといいかもしれません。

その上で、判断に困るときには当店へご相談いただけたらと思います!

最後に

というわけで、今回は天板補強についてざっくりとではありますが、まとめさせていただきました。

アンティーク品でも、これなら日常使いの家具としてしっかり活躍してくれそう!早速補強をお願いしようかな。

そう思っていただけていたら、私もこの記事を書いた甲斐があったというもの。

上から新たに天板を取り付けるにしろ、既存の天板はいかしつつ内側から補強を入れるにしろ、アンティークの家具が現代の我々の暮らしにしっかり適応できるようお仕上げしますので、もしもの際には安心してご依頼くださいね!

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